テーマパークガールのヒロイン像
――「365日のヒロイン」を初めて聴いたときはどのような印象を受けましたか。
けりぃ 共感しやすい歌詞だと思いました。私も勉強しなさいとか宿題をしなさいと、よく言われていました。公園が好きだったので遊びすぎて、よく怒られていました。自分のことと歌詞が重なることが多かったんです。
――共感できたんですね。この曲はお母さんがヒロインとして描かれていますが、皆さんにとってヒロインは誰かいますか?
えみい 私達のマネージャーさんです! 私達のためにすごく頑張ってくれて、膨大な5人分のスケジュールを管理してくれて、ライブの構成なども考えてくれるんです。寝ないで頑張ってくれています。テーマパークガールの時のお母さんなんです。
いぐさ しかも、ちょっと抜けてるところもあって、すごく面白いんです(笑)。
かなみ でも、包み込む力があってすごいなと思います。
ももか レッスンのときに怪我をしまった時がありました。そのときに焦ってしまったんですけどマネージャーさんを見て安心したんです。それが包容力なのかなと思いました。
かなみ 泣きたいときにマネージャーさんのところに行って、抱きしめられながら泣くこともあるんです。もう本当に私達のヒロインなんです。
――皆さん共通のヒロインなんですね。この曲はMVも撮影されていますが、いかがでしたか。
えみい 5人で姉妹の設定だったのでパジャマを着て一緒に寝たり、お母さんの役がパンダ(の着ぐるみ)と一緒に遊んだりもしました。
けりぃ 私がやらかしてしまいました。手を交差させてケーキを食べさせ合うというシーンがあったんですけど、意識が変なところにいってしまって、えみいのお洋服にケーキが落ちちゃって…。服が白かったので大丈夫だったんですけど、すごく焦りました。
ももか あと、カメラが回っている時に猫が急に飛び出してきたのはびっくりしました。カメラさんには全然見えていなかったみたいなんですけど。
かなみ そうそう。私達はカメラを見なければいけないシーンだったのに、猫が気になってしまって(笑)。
――動物は予測できませんよね。見どころはどこですか。
いぐさ メンバーそれぞれの幼い時の写真が出てくるんですけど、そこが見どころです!
――それは貴重なシーンですね。さて、レコーディングはどのような意識で臨みましたか。
ももか この「365日のヒロイン」はお母さんに向けた曲で、ちょうど私達の年代は反抗期や思春期の時期なので、なかなか伝えられない想いをこの歌で伝えられるように気持ちを込めて歌いました。
えみい お母さんに感謝を伝える歌詞なので、いつも迷惑かけてごめんねという気持ちも入っているので、それを歌で表現するのが難しかったです。デビュー曲ということもあって、今まで以上に丁寧にレコーディングさせていただきました。
――今、反抗期というお話もありましたが、反抗期なんですか。
ももか もうまさに今反抗期です(笑)。何か言われると反抗したくなってしまうんです。
かなみ 私はいまのところ反抗期はないです。ぶつかったりして喧嘩することもないんです。日頃から感謝は言えるタイプなんです(笑)。