テーマパークガール「自分に自信を持つこと」インフルエンサーとしての気構
INTERVIEW

テーマパークガール

「自分に自信を持つこと」インフルエンサーとしての気構


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年07月06日

読了時間:約11分

 SNS発、Z世代インフルエンサーガールズグループのテーマパークガールが6月15日、配信シングル「#ティーンズリップクイーン」をリリースした。自粛期間中にメンバー発信で遊んでみたボイスパーカッションから生まれた楽曲で、アップテンポでライブ映えするビートに、5人の活力みなぎる歌声がキュートに響く1曲に仕上がった。インタビューでは、デビューからの活動で得たことや、「#ティーンズリップクイーン」のレコーディングエピソード、リップアートのポイント、さらに自分を発信していくことに必要なことなど、多岐にわたり5人に話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】

それぞれのデビュー1年間

――もうすぐデビューから約1年が経とうとしていますが、ここまでそれぞれいかがでしたか。

かなみ 今まで行ったことがなかった他県へのお仕事だったり、その中で生放送番組へ出演させていただいたり、定期公演も行っていたので、自分たちのパフォーマンスに対する見方が変わった約1年で、成長するために何が必要かがわかってきました。私はダンスが得意なんですけど、まだまだ技術が足りないなと反省もありました。それは、間近で色んな方のステージを見させていただく機会が増えたので、気づけたことでした。あと、トーク力を学ぶ機会も多かったです。ライブでのMCや、テレビ番組でのトークで、普段発信しているYouTubeで「喋る」ということとは違って「会話」をすることに対して意識する機会が増えました。

かなみ

けりぃ この1年で私たちのレッスンのスタイルが変わったと思います。それは、今まで以上に細かいところに気を配るようになったんです。かなみちゃんやえみいが見てくれたり、自分たちで考えながらやるようになってきました。メンバー同士で意見交換をしたりするようになったのも、大きな変化かなと思います。

えみい 去年は今ほど、歌やダンスに努力が出来ていない部分があって、成長が出来ていないなと感じていた部分もありました。今は「#ティーンズリップクイーン」のような今までとは違ったテイストの曲もやるようになって、もっと自分も成長していかないといけないなと感じています。あと、最近インスタライブを始めたんですけど、ファンの皆さんとリアルタイムで繋がる事が増えて、今まで以上に交流できるようになりました。

――インスタライブはどんな雰囲気なんですか、

えみい トークをするだけではなくて、メイクや料理などしながら、そして、ご飯を食べながらみんなと喋ったりしているので、同じ時間をみんなと共有出来てすごく楽しいです。

――いぐささんはいかがでした。

いぐさ みんなが話してくれたようにお仕事もすごく増えましたし、行ったことがない地域にも行くことができました。あと、この1年で自信を持てたことがあって、わたし、結構トーク力があるかも? と思ったんです(笑)というのも定期公演で各メンバーのソロコーナーがあったんですけど、私はステージの上でラジオ番組風なトークのコーナーにさせて頂いて。来ているお客さんからのメッセージを読みながら会話していく感じが楽しくて、盛り上がってもらえたので嬉しかったです! あと、パフォーマンスの見せ方が変わってきたと思っています! 以前は笑顔だけ意識していた感じでしたが、他のメンバーと見比べて、ここはもう少し首の角度を変えてみようとか、ここはもっと笑顔にしてみようとか、考えるようになった1年でした。

――ももかさんはこの1年どうでした?

ももか 去年まで私は中学生だったんですけど、4月から高校生になりました。これはすごく大きなことで中学生だと、レッスンをできる時間がすごく限られていて、長い時間出来なかったんです。でも、高校生になったので、遅くまでレッスンが出来るようになったのが大きかったです。あと、SNSにももっと力をいれるようなりました。自粛期間はファンの皆さんと実際に会って交流出来る機会がは少なかったのですが、SNSを通してこんなに色々できるんだということが改めて実感しました。

「#ティーンズリップクイーン」の制作背景に迫る

――皆さん、色んな気づきや変化があった1年だったみたいですね。さて、「#ティーンズリップクイーン」はボイスパーカッションを皆さんでやっていく中で生まれた曲みたいですね。

えみい そうなんです。自粛期間中は直接会えなかったので、メンバーとグループ電話をよくしていました。そこから、「面白いことをしたいよね」となって、前からやってみたかったボイパにチャレンジしてみよう! って話になったんです。遊び半分だったんですけど、試しにやってみたら結構良い感じに出来上がったのでSNSにリレー式で発信したら面白くなりそう!となって(笑)。そこから、ボイトレの先生に相談して練習しました。そして、面白い事第2弾としてリップアートにも挑戦して、やってみたい事を提案していったら「#ティーンズリップクイーン 」が完成したんです!

えみい

――皆さん、ボイパは最初から出来たんですか。

いぐさ 最初は遊び感覚でなんとなくやっていたら出来ちゃいました(笑)。

――上手くやるコツ、意識した方が良いことは?

いぐさ やっぱりリズムがすごく大切なので、まずはリズムを意識して練習すると良いと思います!

えみい あと、パッとか破裂音がキレイに決まると音が際立つので、破裂音を意識するといいです。

けりぃ なんとなく始まったものだったから、リレー形式で動画で投稿しよう! ってなってからが難しかったです。しっかり5人で合わせるだけでも難しいんですけど、今回はそれをリモートでやったので、より難しかったんです。もう、みんなで朝から晩までずっと電話を繋げて練習しました。

かなみ リレー形式でやりたかったので、スムーズに繋げるのが本当に大変で。

いぐさ 私はクラップパートがももかと一緒で、<yay×3>はけりぃと一緒だったんですけど、ちょっとでもズレるとぐちゃぐちゃに聞こえちゃうんです。お昼時間もビデオカメラを置いて、練習しました。

――ということは、音源にもクラップは印象的に入ってますけど、皆さんのクラップも入っている?

かなみ 入ってます。ボイパから出来た曲なので、その要素を持ったまま、アレンジしていただいたんです。

――ももかさん、レコーディングはいかがでしたか。

ももか 1人ずつレコーディングしました。私は英語が出来ないので日本語パートを歌ったんですけど...。

ももか

かなみ 日本語もあやしい(笑)。

一同(笑)。

ももか あやしい(笑)。テンションが高い曲のだったので、楽しくレコーディング出来ました。あと、今回ハモリがポイントで、みんなが違う音程でハモるパートがあるんですけど、すごく難しかったです。音程を覚えるのも時間かかりましたし、いざレコーディングとなった時も、他のメンバーの声を聞いたらつられちゃったりして大変でした。

――この曲は一聴して難しそうだなと思いました。特に注目欲しいポイントはありますか。

いぐさ 私はかなみちゃんと連続で歌うラップ風なパートがあるんですけど、そこのリズムがすごく好きなんです。あと、歌詞を見ながら聴いてもらえると、こんなこと歌ってたんだと発見もあると思います。

かなみ ここはワンテイクでオッケーをいただけたのもすごく嬉しかったです。一発オッケーをもらったのが初めてだったので。

いぐさ 私もボイトレの先生が笑顔で「オッケー」という合図を出していただけたのが嬉しかったんです。

けりぃ 私は一人ひとりが歌って回していくパートが印象的でした。それぞれの個性がわかるところだと思うので、注目してもらえたら嬉しいです。振り付けも繋がっていくような振りになっているので、そこも合わせて見てもらえると嬉しいです。

――6月22日にMVも公開されましたが、見所は?

ももか もう全部です。しいて挙げるなら後半で登場する銀色の全身タイツでのパフォーマンスです!

いぐさ ももかは髪型の影響もあって、タイツを被った頭が角ばってるんです(笑)。

いぐさ

ももか お星さまみたいになっちゃってました(笑)。

かなみ みんなも前髪もタイツの中に入れて、オデコ全開で歌っているので、シュールなシーンになりました(笑)。

えみい あと、今回みんな変顔にも挑戦しているのと、コスメをマイク代りにしたりと、一回では見きれないぐらい色んなことをやっているので、何回観ても楽しめるMVになっています!

かなみ 私たちも5回連続で観ちゃいましたから。

ももか 色んな顔を撮ったので、どのシーンでどんな顔をしているんだろう? とか、楽しめるんです。それが気になって巻き戻して観たり。

いぐさ オープニングのシルエットから、パーンと登場するところはカッコいいので、そこも注目ポイントです。一人ずつスタジオに入って撮影したんですけど、それを感じさせないMVになったと思います。

自分に自信を持つことが大事

――見所満載ですね。さて、リップアートが印象的ですが、やってみていかがでしたか。

けりぃ 1回目のリップアートをやったときに、私はカラフルなラメをのせたリップアートに挑戦したんですけど、最初はすごく苦戦しました。けど、どんどん慣れてきて今では簡単にできるようになりました(笑)。

けりぃ

――ももかさんはYouTubeでもリップアートを配信されていましたね。

ももか はい。私は不器用なのでうまくはないんですけど、オーバーリップに挑戦しました。それはできるだけ唇をぷっくりと見せたかったんです。最初はやり方がよくわからなかったんですけど、コツを掴むとだんだん出来るようになりました。そこから唇に何かデザインする事への抵抗がなくなってきて、今はなんでもできる気がします!

――ちなみに皆さん、今日のリップのテーマは?

ももか キリンです! キリンの柄がすごくオシャレだなと思って、唇にやってみようと思いました。

いぐさ テーマはキラキラです。ゴールドのアイシャドウをベースに塗って、その上からストーンを付けてみました。

――えみいさんはドットですね。

えみい はい。丸いシールを先に付けて、その上からリップを塗って、シールを剥がすと水玉になるというものなんです。そこに白のアイラインを塗っていて、最初はそれだけだったんですけど、今日はグロスを塗ってキラキラもつけてみました。どんどんアレンジも出来るので、楽しいです。意外と簡単なので皆さんもやってみて欲しいです。テーマは「斑点が出来ちゃったけど、それをカバーしようと思ってキラキラをつけた子」です(笑)。

――長いテーマですね(笑)。男性がやってみてもいいんですか?

かなみ 男性がやってもいいと思います(笑)。動物系とか合うんじゃないかなって。やっている人がいたら、オシャレの意識が高いなあと思っちゃいます(笑)。

――確かに、やっている人がいたら意識高いですよね。けりぃさんのテーマは?

けりぃ 最初、特にテーマはなくて、好きなように色をつけてたんです。そうしたらさっき、えみいが「ギャラクシー」と言ってくれたので、今日のテーマは“宇宙”です。

――未知なる感じが出てますよね。かなみさんも複雑な柄ですけど、これは?

テーマパークガール

かなみ ゴールドやピンクはやったことがあったんですけど、コスメの中から銀のアイシャドーを見つけて、シルバーはまだやったことがないなあと、とりあえずシルバーを塗って、衣装にピンクが入っていたので、それに合わせてピンクで縁取ってみました。それだけだと地味だなと思ったので、ヒョウ柄っぽいのをあしらってみたら、最終的に“ドラゴンフルーツ”になりました(笑)。

――確かにドラゴンフルーツっぽい(笑)。さて、インフルエンサーと呼ばれる方達は、自分表現して発信するのが上手だと思うのですが、コツはありますか。

かなみ 自分に自信を持つことは大事なんじゃないかなと思います。自分のスタイル、個性を大事にして、こういう人もいるからみんなもやってみたらどうかな? と一つひとつのことに自信を持って、自分のスタイルを発信していくことが大事だと思います。

――自信を持つにはどうしたら良いですか。

いぐさ 私は1歳半からモデルをやらせていただいてた経験もあって、鏡の前で表情の練習をしたり、自分磨きをがんばることで自信に変えていけたと思います。私には憧れの人がいるんですけど、その人に近づけるように、髪型やメイクにチャレンジしてみたり。そうやって自分を磨いていくと自分にだんだん自信がついてくると思います。

――自分磨きが大切なんですね。最後にテーマパークガールとしての、これからの意気込みを聞かせてください。

かなみ 今はまだライブやイベントはできないのですが、私たちはインフルエンサーという一面もあるので、SNSを通してもっとメイクやファッションももちろん、色んな事を発信できるものがあると思うので、私たちからどんどん広げていきたいです。あと、見てくれている人たちからも意見をもらって、私たちからSNSを通して世界へ発信できるようなグループでありたいです。SNSはどこにいても繋がれるので、私たちがやっていきたいことの一つです。

(おわり)

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テーマパークガール

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