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音楽は強くなれる
――先ほども「あなたは本当に自分の思っているようなあなたですか?」とありましたが、自分自身はどういう人間だと思いますか?
人によって見られ方は違うと思います。結構、自分が自分で分からなくなるときはあります。よくこうした「自分で自分をどう思います?」と聞かれることがあって考えるんですけど「自分ってどういう人間なんだろう」ってなって正直分からない。僕は10代の時に上京してきて、親が言うんですよ。「あなたはこうだった」と。でも僕としてはその時の自分と変わっているんですよ。10代とくに高校生とかの頃って人間にとって大切な時期だと思うんですよ。大きく変わる年齢というか。その時期を僕は親と離れて1人で過ごしていたので、親と思っているのと僕が思っていることにズレが生じる。もちろん仕事の現場でも100%の自分じゃない。だから、自己分析するのはなかなか難しいなと。でも明るい人間ではないですね。それだけははっきり言えます(笑)。この性格が親からの遺伝ですから(笑)。
――ところで普段音楽は聴かれてますか?
時々聴いています。ヒップホップが好きで、そもそもKREVAさんが大好きで、そこから広がっています。KREVAさんのライブには今も行けるときは行っています。
――中村さんにとって音楽はどういう存在ですか?
ヒップホップは自分たちの人生とかを歌っていて、それを聞くと自分が強くなった気になれるというか、僕はそういう人たちと真逆の人生を歩んできているので、でもちょっとは憧れがあるというか。音楽を聴いたら強くなれる、いつも大きくなれるというか、そういう力を得られます。
――ご自身でヒップホップは?
やらないです(笑)、聴くだけです。
(おわり)
あらすじ
青年オーランド(坂口健太郎)は追放された前侯爵の娘・ロザリンド(満島ひかり)と恋に落ちるが、侯爵に目をつけられ、実の兄オリバー(満島真之介)に命を狙われていると知り、アーデンの森に逃げる。同じくロザリンドも、伯父である新公爵に追放されることに。彼女はオーランドを追って、従妹で新公爵の娘シーリア(中嶋朋子)と、召使のタッチストーン(温水洋一)を伴い森に向かう。
女道中では危険だからと、ロザリンドは男装して”ギャニミード”と名乗る。森で暮らすオーランドはロザリンドのことばかり想っている。そこに”ギャニミード”が登場して彼の恋の悩み相談に乗る。ついには「自分をロザリンドだと思って口説いてごらん」と言い、オーランドは彼が実はロザリンドだと知らずに、思いのたけを告白。二人の恋愛ごっこは次第にエスカレートしていく…。
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