人気ユーチューバーのスカイピースが6月26日、2ndアルバム『BE BOY』と3rdシングル「Ride or Die」を同時リリース。 2017年8月に「スタートダッシュ」でメジャーデビューし、YouTubeのチャンネル登録者数が約250万人に迫る勢いの人気を得る彼ら。今作はアルバム全曲がA面といったキラーチューンになるように、いつも以上に本気で取り組んだアルバムとなったという。インタビューでは『BE BOY』の制作背景に迫るとともに、☆イニ☆とテオくん2人に今後のビジョンについて話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】
歌とパフォーマンスを両立出来る方法を研究してきた
――良いペースでアルバムをリリース出来ていますが、完成してみていかがですか。
テオくん 1stアルバムが10曲入りで、今作が12曲で、沢山曲を作ったなと感じています。
――本当に沢山作りましたね。動画アップの作業もある中なのですが、このルーティンはけっこう慣れました?
☆イニ☆ レコーディングはパツパツのスケジュールの中だったので大変でしたけど、制作はだいぶ慣れました。ただ、昨年のツアーをやりながらの作業していた時は、なかなか厳しかったですけど。
――デビューから2年が経ちますけど、当時とは意識は変わりました?
テオくん デビュー当時はライブも、ましてやツアーなんてしたことがなかったので、何を目標にして頑張れば良いのかわからないところもありました。今、ツアー2回おこなわせて頂いて、歌もまだまだで、3曲ぐらいで声が枯れてしまったこともありました。そこからボイトレに通って、皆さんが楽しめるようにはなるにはどうしたら良いのかというのを考えました。それには、まず僕らが余裕を持ってライブが出来れば、パフォーマンスに力を振り分けられるんじゃないかなと思いました。
――今までだと歌にいっぱいいっぱいで。
テオくん そうなんです。ずっと両立出来る方法を研究してきたので、以前と比べると今回のツアーは大きく違うと思います。
――ライブの変化が大きくなりそうなんですね。
☆イニ☆ 初めてのツアーの時に、YouTubeの動画を1日2本投稿していて、ライブが終わったら動画の編集してというのがすごく大変で(笑)。でも、そのおかげで耐性が付きました。もう、ツアー中の動画一本投稿は当たり前に出来るようになったので、今は無茶して良かったなと思っています。
――すごい! ちなみに声が枯れてしまった時はどのように乗り切ったんですか。
テオくん 助け合いです。声が枯れてきたら、僕が高いパートを代わりに歌ったり、臨機応変に対応してきました。でも今は2時間歌い続けても潰れない喉を作ることが出来ました。
――2人であるメリットをフル活用したんですね。
テオくん そうなんです。とにかく以前は息継ぎが無いような曲ばかり作ってしまっていたので(笑)。
――そこは今は考えて曲は作っていますか?
☆イニ☆ まだそこまで考えられてないです(笑)。今作に収録されている「Sky Flight」は間奏がなかったり…。でも、お互いでカバーして歌うことが出来るようになったので大丈夫かなと。曲作りとしては掛け声とか、みんなで盛り上がるところを意識したものが作れるようになったんじゃないかなと思います。