島津亜矢「1日でも長く歌い続けられるように」“歌怪獣”が感じる時代と演歌の変遷
INTERVIEW

島津亜矢「1日でも長く歌い続けられるように」“歌怪獣”が感じる時代と演歌の変遷


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年05月18日

読了時間:約10分

アドバイスひとつで、すごく歌が変わることがある

島津亜矢

――さて、3月20日に「凛」がリリースされました。CDを拝聴させていただいたのですが、歌詞カードにはカラオケのワンポイントアドバイスも書かれていて、歌いたくなりました。私は歌が下手なのでアドバイスを見ながら歌ったのですが、やっぱり難しいです。読者の方も気になるところだと思うのですが、少しでも上達するためにどのように練習したら良いのでしょうか。

 どうやったら上手くなるか…。どうしたらいいんでしょうね(笑)。でも、ご自身で自覚されている人にそんなに下手な人はいないと思いますよ。わかっていれば大丈夫だと思います。上達への近道はやっぱり先生に教わるというのが良いんじゃないかなと思います。私も新曲のレコーディングの前に、作曲してくださった先生に教わります。本当に「ここちょっとこうしてみたら」というアドバイスひとつで、すごく歌が変わることがあります。なので、先生に歌を聴いて頂いて、どこがダメなのかを知る、まずは自分の悪いところを知るというのは本当に重要です。

――先ほどお話しされていたコンテスト時に審査員の方に聞きに行っていたスタンスが重要かも知れないですね。さて、「凛」を聴いて下さった方の反応はいかがですか。

 コンサートに来てくださるお客様は手に取ってくださる方も多くいらっしゃって、良いスタートを切らせて頂けたなと思っています。

――今の季節にぴったりで、新しい時代への幕開けに相応しい一曲です。5月から「令和」となりましたが、島津さんの気持ちにも変化はありましたか。

 そうですね。新しい何かが始まるワクワクした気持ちはあります。

――歌も何かが変わるかも知れないですよね。

 歌が変わるかどうかはわからないですけど、新年を迎える時であったり、それだけでも気持ち的には変わる部分は大きいですよね。なので、時代が変われば、心の中の変化はきっとあるんじゃないかなとは思います。

――そして、「凛」の作詞は久仁京介さんですね。

 久仁先生には何作も書いて頂いています。とても穏やかで、温かい先生なんです。作曲の四方(章人)先生にも久しぶり曲を書いて頂けて幸せです。両先生に頂いた大事な歌ですので、頑張っていきたいと思っています。

――出だしの<しんどいくらいで ちょうどいい>という歌詞がすごく染みます。自分もそういう風に思えるようになったら良いなと思いました。

 やっぱりしんどいなと思えるような事じゃないと、楽なことは楽な結果しか出ないですものね。私もこの年齢になって、この言葉が沁みる感じがします。

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