<写真>定時制高校の1日特別講師に就任したUSAGI

熱弁をふるったUSAGI。イマジンや応援ソングなども披露した

 今年1月にデビューした新人アーティストのUSAGIが、東京・品川の小山台高校定時制で、1日特別講師を務めた。

 さまざまな事情や背景を持った生徒達が在籍し、入学して1年以内に退学してしまう生徒も多いという定時制高校。将来に向けて夢をなかなか持つことが難しい昨今、USAGIの楽曲を聴いた同校の先生が「生徒達を励まし希望を与えたい」と特別講演を依頼。USAGIの2人も快諾し今回の講演が実現した。

 USAGIは、関西を拠点に年間200本以上のストリートライブをこなしてきた上田和寛と、中島美嘉や倖田來未、嵐、AKB48など数々のヒット曲を手がけてきた杉山勝彦が結成、今年1月にデビューを果たした。

 1時間あまりの特別講演では自身の体験を交え、ライブパフォーマンスとともに伝えたい想いを届けた。ストリートからデビューの夢を掴み、さらに日本屈指のアーティストを目指して走り続ける2人の言葉と音楽に、生徒たちは徐々に引き込まれ真剣な表情で聴き入っていた。また、ステージで「夢」を発表した生徒に即興で応援ソングをプレゼントした。

 講演の最後には「大人になるにつれて夢を抱くことが難しくなるけど、自分の人生は自分しか歩めない。誰かの言葉はヒントにはなっても決して答えじゃない。それぞれの中にしか答えはないから、あきらめずに自分を信じて自分の想いをしっかりもって生きていってほしい」と語りかけ、“夢を描いて生きることの大切さ”を歌ったデビュー曲『イマジン』を贈った。

 上田和寛は「夢を持つこと、未来に希望を持つこと。伝えたいことは言葉というより姿で、生き様で見せていかないと伝わらない。がむしゃらに本気で向き合うのが大事だと思った。授業が終わった後に、“感動した”“楽しかった”とみんなが自分の言葉で伝えに来てくれて嬉しかった」。

 杉山勝彦は「最初と最後でみんなの表情が全然違った。音楽の力を再認識できた1時間でした」とそれぞれ語った。2人の熱が確実に生徒たちの心を動かし、何かを刻んだ特別な一夜となった。

 4月からニッポン放送『オールナイトニッポン0(ZERO)』のレギュラーパーソナリティにも大抜擢。5月14日にはセカンドシングル『Hello/USAGI~不昧なストーリー~』のリリースが決定している。

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