Cellchrome「『コナン』とともに成長できた」主題歌で話題の4人が目指す先
INTERVIEW

Cellchrome「『コナン』とともに成長できた」主題歌で話題の4人が目指す先


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年12月26日

読了時間:約9分

失敗を経験することで人としての幅も広がる

「Aozolighter」セルクロ盤

――カップリングには、アッパーチューンの「Make My Day」を収録しています。歌詞に<ペダル蹴って>と出てきますが、自転車に乗っているイメージ?

陽介 はい。「Make My Day」は、「CYCLE MODE international 2018」という自転車イベントのテレビCMテーマ曲です。自動車はアクセルを踏めば勝手に進むけど、自転車は自分でペダルを踏まないと前に進めない。夢も同じで、自分で頑張らないと夢は実現できない。努力して、自分の未来に向けて突き進んで行って、最高の1日を作ろうぜみたいなイメージです。

――スケールが大きくて、ライブで盛り上がりそうな曲ですね。

陽介 <Wow Wow~>と歌うところがあって、ライブではそこをお客さんも一緒に歌ってくれて一体感が増すので、すごくライブ映えする曲です。

Mizki 素直に背中を押してもらえる曲ですね。なかなか前に進まない時や思うようにいかない時に、この曲を聴いてもう一度頑張ろうと思ってもらえたら嬉しいです。

――<またつまづいたって七転び八起き>という歌詞もありますし。

Mizki 振り返れば僕自身、七転び八起きじゃ済まないくらい転んできました(笑)。でも、転ぶたびに一回り大きくなって起き上がることができた実感があるので、何度転んでも失敗してもいいじゃないかって思うんですよね。そういう前向きさが、この曲にはあります。常に成功だけしている人はいないし、失敗を経験することで人としての幅も広がると思います。

――歌にミュートがかかったようになっているところがあって、そこはフックになっていますね。

Mizki レコーディングの時に思いついてやってみたんですけど、ただ突っ走っているだけじゃないなと思って。たまには立ち止まる時もあるので、そういう瞬間も表現できたかなと思います。

――自転車は乗ります?

陽介 学生時代に乗ったくらいで、今はほとんど乗らないです。高校が2つ山を越えたところにあったので、毎日自転車ですごく大変でした。高校って、なぜかだいたい坂の上にあるんですよね。

Mizki うちの実家は高校より上にあって、部活をやってから自転車で上って帰らなきゃいけなくて、すごくきつかったです。みんなからは“地獄坂”って呼ばれていました。

――そう言えば、「Everything OK!!」は、韓国で放送されている『名探偵コナン』の主題歌にもなっているそうですね。

Mizki そうなんです。歌を韓国語で録り直したんですけど、韓国語の先生に発音を教わって1日でレコーディングしました。意外と筋が良かったみたいで「すごく上手だね」と褒めていただきました。先生もすごく分かりやすく教えてくれましたし、今もそれが韓国で流れています。

陽介 それ以来SNSでハングル語のリプライが増えましたね。次は自分たちの足でちゃんと韓国に行って、ライブができたらいいなって思っています。

Mizki ゆくゆくはヨーロッパとかアメリカに広げていけたらいいですね。それが僕らの夢でもあるので、そこに向けて一歩踏み出せたかなって思います。

陽介 まずは2019年の“どしょっぱつ”の1月4日に、地元の名古屋 CLUB QUATTROでワンマンライブがあるので、まずはそれを成功させることですね。その上で、東京や大阪などいろんなところで、ワンマンができるように頑張りたいです。

――“どしょっぱつ”?

陽介 しょっぱなの一発目みたいな。言いません?

――名古屋弁ですね。

陽介 標準語だと思って、ずっと普通に使っていました。恥ずかしい~(笑)!

(おわり)

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