ゲネプロの様子

 SKE48の斉藤真木子(24)、谷真理佳(22)、北川綾巴(20)、竹内彩姫(18)、北川愛乃(17)が出演する舞台『刀使ノ巫女(とじのみこ)』が10日に上演、その前日にマスコミに向けた公開ゲネプロがおこなわれた。

 『刀使ノ巫女』は、刀使(とじ)と呼ばれる女子生徒たちと異形の存在「荒魂(あらだま)」との戦いを描いたオリジナルアニメーション(TOKYO MXで2018年1月~6月に放送)の舞台化作品。

 今回はSKE48公式スマートフォンゲーム「SKE48 Passion For you~愛と情熱は世界を救う~」との連動企画としておこなわれたリクエストランキングで、上位になったSKE48メンバー5人が舞台に出演する。

 本作の主役である衛藤可奈美役を務めた斉藤は、今回の体験を貴重な経験として捉えたことを語りながら「今回、私を選んでくださったファンの皆様へ恩返しができるよう、そして観に来てくれるお客様を魅了できるよう、一生懸命に衛藤可奈美として舞台上で生きたいと思います」と、舞台への意気込みを語る。

ゲネプロの様子

ゲネプロの様子

 可奈美と刀を通して通じ合い、宿敵に立ち向かう十条姫和役を務めた谷は、共演者から受けたさまざまな刺激を振り返りながら「とてもとても緊張しており不安もありますが、姫和ちゃんという役に恥じぬよう、そして演出家の赤澤ムックさんが教えてくださったことを全て出せるよう、精一杯演じたいと思いますし、アイドルでも演技できるところを見せたいと思います!」と、斉藤と同じく力強いコメント。

 また可奈美の親友・柳瀬舞衣役を務めた北川(愛乃)は、物語で使用される楽曲や舞台の殺陣などの素晴らしさを振り返りながら「全体としては、最後に近づくにつれて、特に戦いの場面では女の子の熱い思いが届けられると思うので、是非そういったところも楽しんでいただきたいです」と作品をアピールする。

 戦うだけの人生から、舞衣との出会いで自身を取り戻していく糸見沙耶香役を演じた竹内は「今回始めての2.5次元の舞台で、難しい部分もありましたが、逆にキャラクターがいてくれるからこそわかりやすい部分もありました。私なりの糸見沙耶香を演じられたらと思っています」と役柄への思いをコメントしながら、ファンからの期待に向けた自身の気合いの程を語る。

ゲネプロの様子

 可奈美の宿敵となる折神紫役を務める北川(綾巴)は、二刀流の使い手という見所たっぷりのキャラクター。そんな役柄を演じるために稽古で筋肉痛になりながらも奮闘したことを振り返りながら「紫さまは強くてかっこよくて凛としている役なので、不安な要素を出さずに、SKE48で培った心臓の強さ(あまり強くはないんですが…)を活かして、力強く演じていきたいです」と熱演を誓う。

 一方、ゲネプロをやり終え、ホッとした表情を見せる一堂の中で、メディア陣に向けた挨拶として谷はゲネプロ中で3回ほど噛んでしまったり、役名を間違えるなど自身の誤りを潔く告白。「とてつもない間違いをしてしまいました! 稽古場では全然なかったのに、この場で発揮してしまって…本当にゲネプロで良かったなと思っております」などとコメント、会場を沸かせながら「初日は絶対完璧にして、姫和の名に恥じぬように、そしてみんな怪我がないように全力、全身全霊、全体で頑張っていきたいと思います!」と改めて初日への意気込みを語っていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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