男装をもっと身近に世界へ、風男塾　デビュー11年目に突入し抱く新たな夢

風男塾しているなと感じられるアルバム

――そして、フルアルバム『風ァイト!!!!!!』もリリースされました。怜生さん、真咲さん、宙さんは初のオリジナルアルバムですけど、完成してどのような心境ですか。

藤守 怜生 現在もリリイベなどでアルバムの曲を披露させて頂いて、良い反応を感じています。風男塾は人を元気にさせるということをモットーに活動しているんですけど、最近格好良い曲も多かったのですが、原点に戻ったような元気にさせてくれる曲がたくさんあります。ファンの方からも「仕事に行く前に聴くと元気が出る」など嬉しい言葉をくれまして、それもあって、“これぞ風男塾”といったアルバムが出来て嬉しいです。

瀬斗 光黄　アルバムタイトルも『風ァイト!!!!!!』なので、元気付けられる風男塾が詰まったアルバムです。

草歌部 宙　バラエティーに富んだアルバムなんですけど、統一性があるようでない感じが今の風男塾を表しているアルバムになったなと思います。というのも、一曲一曲が個性を持っていて、色んな色があるけど、まとまった時にこの『風ァイト!!!!!!』というタイトルに繋がっていく感じが今の風男塾の感じにピッタリだなと思いました。

――その中で通常盤では新録した「イノセント・ラバー（新録ver.）」と「証－soul mate－（新録ver.）」が収録されていますが、今のこのメンバーで録り直してみていかがでした？

草歌部 宙　ライブでは何度もこのメンバーで歌って来てはいたんですけど、音源という聴きたい時に聴けるものがなかったので、このメンバーで再録出来て、このバージョンが新たにファンのみんなに浸透していくと思うと嬉しいです。

――ライブで歌う時とレコーディングでは気持ちの入れ方も変わってきますよね。

草歌部 宙　違いますね。私は喋るように歌わせて頂きました。気持ちを届けるというところで、今までは上手に歌わなければとか、意識があったのですが、ファンの方に向けて歌うというより、こんな風に言ってるよといった、喋っている感じを意識しました。

仮屋世 来音　カッコいい！

――自然体を意識した部分もあったわけですね。さて、その中でも皆さんの推し曲をお伺いしたいと思います。

瀬斗 光黄　俺は「最高シャウト！」ですね。風男塾らしく明るい元気な曲だなと。風男塾の人を元気にするという活動理念を体現したかのような、昔ながらの風男塾を今の俺たちが表した曲だなと思っています。泥臭さもあり、スタイリッシュさもある曲なので、気に入っています。この曲を聴いた瞬間、オープニングだという感覚もあって一曲目に相応しい曲だなと思いました。

――確かに野音のライブでもアンコールでの披露でしたが、またライブが頭から始まったかのような高揚感を感じさせてくれました。健水さんの推し曲は？

愛刃 健水　「ユレロ」です。今までの風男塾になかったテイストの曲で、「Welcome to my familia」とも違った格好良い曲なんですけど、「ユレロ」はサビの歌詞は印象的なフレーズの繰り返しで、耳で聴いても楽しいんですけど、ライブで先日披露させて頂いて、ライブでやっていって完成していく曲なんだなと感じました。ファンの方たちもライブで観たらより楽しかったと言って頂けました。風男塾はライブを楽しんで欲しいというのがあるので、そう言ってもらえたのも嬉しかったです。俺たちもバリバリ踊っているので、新しい風男塾を魅せられる曲です。

――ちなみにこの曲のデモを最初に聴いた時はどのような感想を持ちました。

愛刃 健水　間奏が結構長かったので、踊らされると思いました。

一同 （笑）。

愛刃 健水　でも、振り付けの先生が構成で楽しませてくれる振り付けを付けてくれたので、観ていて面白いと思います。

――ライブで観て欲しい１曲ですね。真咲さんの推し曲は？

紅竜 真咲　俺は「お願いトムテ～聖なる夜に～」です。今まで風男塾にはクリスマスソングがなかったんです。今年の冬もきっと寒くなると思うので、この曲でファンのみんなを暖めたいなと。

瀬斗 光黄　クリスマスには毎年イベントをやっているんですけど、自分たちにクリスマスソングがなかったので、カバー曲や「雪の夜」というオリジナル曲をクリスマスアレンジにして歌っていましたから。念願のクリスマスソングです。

紅竜 真咲　冬の定番ソングにもなってくれたら良いなとも思います。

――宙さんの推し曲は？

草歌部 宙　僕は「T・O・T! ～Vivid Men～」です。Elements Gardenさんが大好きで、“エレガ節”が満載のこの曲は“イチ”ファンとして高まりますし、メロディと言葉が選びが凝っていてすごく好きな一曲です。歌詞に出てくる＜キラりんこ！＞とかキャラクターにあった言葉選びもすごいんです。あと、すごくカッコつけて＜キャンディ、クッキー、マカロン！＞という言葉を発したのも初めてで（笑）。今、ライブで披露する時、どんな表情で歌おうか鏡の前で研究中なんです。

紅竜 真咲　歌詞とか見ていても、「T・O・T! ～Vivid Men～」は歌詞に星マークが入っていたり、Elements Gardenさんらしさが曲だけではないところにも出ていて面白いなと改めて今感じています。歌詞を見ているだけでも楽しくなれてしまう曲ですね。

――＜キラりんこ！＞は中々インパクトありますよね。仮歌は今回も宙さんが？

草歌部 宙　全曲ではないんですけど、新曲ですと「最高シャウト！」は仮歌担当しました。「お願いトムテ～聖なる夜に～」と「ピースサインミーティング」は光黄君が歌ったり。

――そうだったんですね。来音さんの推し曲は？

仮屋世 来音　健水君と被ってしまうんですけど、「ユレロ」です。歌詞も繰り返しでシンプルなんですけど、ビートで聴かせる曲といいますか、ダンスで魅せてみんながビートを感じて楽しいと思ってもらえる曲やなと思って。そういう曲ってなかったなと。新鮮なこともあって好きです。ライブでも一回披露してみて楽しかったので、もっとファンの方たちの気持ちと、俺たちの気持ちが合わさったところを見てみたいと思えた曲です。

――ライブがまた楽しみな１曲です。怜生さんの推し曲は？

藤守 怜生　新曲ではないんですけど、新録させていただいた「証－soul mate－（新録ver.）」です。この曲をリリースした時に、メンバーの入れ替わりもあって自分にとって特に節目だったように感じています。ファンの方たちにも大事な曲だったりいまだにすると思うんですけど、その曲を今の６人の風男塾で、宙と真咲が歌ってくれたことによって、今までの10年とこれからの未来が繋がったような感じがしているので、嬉しい気持ちでいっぱいなんです。今回通常盤にしか収録されていないんですけど、是非手に入れて聴いて頂きたい曲です。