絢香、言葉の力を実感 「手帳大賞」で初の審査員「言葉で関係値が見える」
絢香と大賞を受賞した福島さんとそのお子さん、高橋書店の高橋社長
シンガーソングライターの絢香が16日、都内で開かれた『第22回手帳大賞』(高橋書店主催)発表表彰式に出席。プレゼンターを務めるとともに、トークセッションに参加した。なお、名言大賞には、福島詩乃さんの「明日また友達になる」が選ばれた。またこの日は、大賞受賞作品をモチーフに、絢香が書き下ろした楽曲「365」を使用された、コラボレーション映像が披露された。
同賞は「コトバとアイデア」のコンテストで、「名言大賞」と「商品企画大賞」の2つの部門で優秀作品を選出する。今年は名言大賞2万18件、商品企画大賞1771件の応募があった。
同社のイメージキャラクターを務める絢香は、今回の大賞受賞作品をモチーフに制作された映像に、テーマ曲「365」を書き下ろした。同曲は、「手帳=365日寄り添うもの」というイメージからインスピレーションを受けて作詞作曲。11月14日発売のアルバム『30 y/o』に収録予定だ。
金色のゆったりとしたロングドレス姿で登場した絢香。「審査は初めての経験。勉強になることがたくさんありました。短い言葉のなかでその一言ことから書いた人の見ているものや、書いた人との関係性など、いろんなストーリーが言葉一つでアレンジすることができるのは凄いこと。今回はそのなかでも一番言葉響いたものを選びました」とあいさつした。
大賞には福島詩乃さんの「明日また友達になる」が選ばれた。絢香は「言葉で、心の背景が見えたり、相手との関係値が表現できるのは凄いこ」とし、大賞作品については「シンプルだけど気づきを与えてくれて」と言葉のもつ力を改めて実感している様子だった。
またこの日は、大賞をモチーフにした映像が披露された。絢香が書き下ろした「365」はエレクトロサウンドを取り込んだポップなナンバーながらも、歌詞からは様々な表情が表され、そこに乗るウィスパーボイスと、サビ部で広がる壮大且つ透明感のある、絢香持ち前の歌声が切なくも心を温かくさせた。
絢香はこの曲について「『365日をテーマに書きました。1日1日、日々の彩りで未来は作られていく。当たり前のことなんだけど改めて感じまして。なかにはなぜこんなにも辛い日々が続くんだろうと思っている人もいるかもしれないけど、その分だけ幸せは実感できると思う。手帳にはそういった1日1日、一瞬一瞬を刻まれていて読み返して、あのときこうだったなと振り返ることができる。そういうことを思って書いた曲です」と語った。