阿部サダヲ・吉岡里帆・千葉雄大、渋谷109前登場「人が多すぎて笑っちゃう」
阿部サダヲと吉岡里帆、千葉雄大が1日、東京・渋谷109前ステージにサプライズ登場した。12日公開の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』のPRイベント。特製宣伝カーに乗って現れた面々は撮影などを振り返った。また、この日は「音タコ応援隊」として、お笑いコンビ・アルコ&ピースも登場した。
映画は、4オクターブの音域とすべての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りの秘密を抱えるロックスター・シン(阿部サダヲ)が、異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)と出会ったことで奇跡が起きていく物語。
台風一過の晴天となったこの日、渋谷駅方面から特製宣伝カー「音タコカー」に乗って現れた3人。周辺は大歓声に包まれた。まず阿部は「台風だったので中止だと油断した。こんなに晴れるとは思っていなくて」と語れば、吉岡も「『来ますよ』と言っていなかったのにこんなに来てくれて。人が多すぎて笑っちゃいます」とあまりの歓声ぶりに驚きの様子。千葉も「サプライズでの登場にも関わらず、足を止めてくれる人がこんなにいてビックリしました」と語った。
3人とも渋谷にプライベートでよく訪れているという。顔バレされないかという問いに千葉は「あんまり言われません。なんならもっと言ってきて欲しいくらい」と笑みを見せた。
映画のタイトルにちなみ「最近あった〇〇タコ!」との出題。阿部は家電量販店での出来事として「中国人客と勘違いされて、中国人スタッフから話しかけられた(笑)。察してくれタコ! と思った」と外国人旅行客と勘違いされたエピソードを紹介。吉岡は“音タコカー”乗車の際の出来事として「走っている最中、誰一人振り向いてくれなくて(笑)、もう少し反応してくれタコ! と思った。こんなに派手なのに…」と残念そうで、阿部も「意外と気づいてほしいんだよね、僕ら」と本音をポロリ。
千葉は「自分自身に対してタコ!」といい「最近は急に雨が降る。昨日も洗濯ものを全部外に干してて、洗い直さなければいけない。でも帰って洗い直すかと思いきや、1週間くらい放置するタイプ。結構ずぼらです」と面倒くさがりな性格に自虐だった。
また、それぞれが本作の魅力をフリップに書いて発表。阿部は「ロックだぜ! タコ」、吉岡は「ずっとふざけてるな!! タコ」、千葉は「イイ曲ばっかじゃねぇか!! このタコ」と記した。阿部は「原作ものの映画が多い中で、7年くらいかけて作った完全オリジナル作品。笑いもあるがストレートなメッセージも入っている」と説明し、吉岡は「ふざけている! は褒め言葉。ここまで大人たちがふざけ倒す映画はなかなかない。皆さんの心を笑いで満たせれば」と期待した。
さらに、千葉が「ぶっ飛んで笑える一方で、楽曲がいい」というと、阿部は「自分が歌う曲のデモテープの声は、HYDEさんだった。聴いた瞬間に『無理です!』と言った」と恐縮の様子。吉岡もミュージシャン・あいみょんらが提供した楽曲に触れ「声が小さいところから、大きくなって成長していく姿が楽曲を通して表されているので、注目して聴いてほしいです。曲も歌詞もいい。プロの力を感じてほしい」と語った。【取材・撮影=冨田味我】
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