シンガーソングライターの宮本毅尚が10月31日に、ミニアルバム『GIFT(読み:ギフト)』をリリースすることが決定した。リード曲となる「ここからはるか」の先行配信は各種音楽配信サイト、およびストリーミングサービスにて9月26日午前0時からスタート。12月22日には渋谷LOFT HEAVENでクリスマスワンマンライブの開催が決定。

 2015年には、TBSテレビで土曜深夜に放送されていたボーカリストオーディション番組「Sing!Sing!Sing!」の2ndシーズンに出場し、約2200人がエントリーする中、最終決戦に挑むTOP5の一人に選ばれ、決勝トーナメントで唄ったカバー曲がAmazonで配信されたファイナリストの楽曲の中では、堂々ダウンロード数トップになるなど大きな注目を集めた。

 そして、2017年7月にリリースされた前作『Will you marry me』から約1年4カ月振りに、ミニアルバム『GIFT(読み:ギフト)』を10月31日にリリースする事が決定した。

 このタイトルについて宮本は「曲は贈り物/運良く受け取っただけ/最後には必ず誰かに届ける。でも、贈り物はそれだけでは意味がないのかもしれません。そこに相手への想いがあって初めて贈り物として存在するのでしょう。今回のアルバムは幸運にもそういう曲しかありません。是非、あなたの大切な人と聴いてください」。

 本作には、河野丈洋(ex. GOING UNDER GROUND)による『ここからはるか』、Crystal Kayやクリス・ハートへの楽曲提供を行っている坂詰美紗子による『Get over』、たなかまゆ(コントラリーパレード)による『スローモーション』など、多くの豪華アーティストが楽曲を提供。また、TBS「金スマ」に出演し話題となっているピアニスト野田あすかのピアノ曲に歌詞を付けて歌唱した『おもいやりの風(歌唱)』、 新垣結衣のカバー『heavenly days』、そして自身作詞(辻観花との共作)・作曲による『僕は少年』など計6曲を収録。

 リード曲となる『ここからはるか』の先行配信は各種音楽配信サイト、およびストリーミングサービスにて9月26日午前0時からスタート。12月22日には渋谷LOFT HEAVENにてクリスマスワンマンライブの開催が決定。このワンマンライブはバンド編成となっており、ミニアルバムの世界観を表現するライブになるだろう。

各楽曲提供者からのコメント(敬称略)

▽河野丈洋 (M1 『ここからはるか』 作詞・作曲・編曲)

宮本くんは不思議な人で、いつも手ぶらなのに、ものすごく大きな容れ物を持ち歩いているような感じもします。「ここからはるか」という歌も(見方によっては)かなり大きく厄介なものを扱っていると言えますが、この宮本くんの歌を聴いて、重い荷物を受け取ったような気持ちになる人は、おそらくいないのではないかと思うのです。むしろある種の親密さをもって、歌が届いてきます。それは技巧でこなせることではないし、歌手なら皆できるというものでもありません。たぶん、何かが甚だしく健やかなのだと思います。

【プロフィール】
2001年、GOING UNDER GROUNDのドラマーとしてデビュー。ギター、ピアノなども演奏するマルチプレイヤー、ソングライターとして活動。2015年、バンドを脱退、以後、劇伴制作を中心に作曲活動を行う。近作にNHKドラマ「大江戸ロボコン」(岸優太主演、2017)、短編映画「ファンキー」(石井裕也監督、2018)、音楽劇「Rolling Song」(鴻上尚史作・演出、2018)など。

▽たなかまゆ (M2 『スローモーション』 作詞・作曲)

宮本くんに初めてお会いしたのは「春風ファンファーレ」の作詞をお願いされた時で、曲のイメージを熱心に伝えてくれたのを覚えています。宮本くんの中にきちんと情景があったのでとても作りやすく、自分のキャリアの中でも良い歌詞が書けたと思います。その後もまだほんの数回しかお会いしていませんが、その素直で真面目なお人柄が本当に歌声によく表れている方だなと。聴く人を元気づけられる歌声ですよね。

【プロフィール】
コントラリーパレード
2001年大阪にて結成。2012年2月よりボーカル・たなかまゆのひとりユニットとなる。作詞家・作曲家としても活躍中。
今秋に3rdミニアルバムをリリース予定。10/27(土)に渋谷LOFT HEAVENにてレコ発イベントを開催。
毎週水曜日25:00〜26:00、静岡FM K-mixにて「Midnight Rende-vous"ミドラン"」パーソナリティとして出演中。

▽野田あすか (M4 『おもいやりの風(歌唱)』 原曲作曲)

私が思う「おもいやり」は、人に話しかけることです。人に話しかける言葉は、やさしい言葉もあれば、きびしくしかったりする言葉もあるけど、それは、私のために言ってくれている言葉だと思うので、全部おもいやりだと思っています。そんなおもいやりの言葉が、音になって、みんなにいっぱい広がるように、この曲をつくりました。私は、人に話しかけるときは、まあるい声で話しかけてほしいから、宮本毅尚さんの、やさしくて、まあるい声で、この曲を歌ってくれて、おもいやりを歌で表現してくれたことが、とってもうれしいです。

【プロフィール】
1982年生まれ。宮崎県在住。2006年、第12回宮日音楽コンクールでグランプリ並びに全日空ヨーロッパ賞を受賞。ほか受賞歴多数。主な著書に、自作曲10曲を収録した『心がホッとするCDブック』(中野信子との共著、アスコム刊)がある。2016年、東京・銀座の王子ホールでリサイタルを開き、プロのピアニストとしてデビュー。2017年、第8回岩谷時子賞奨励賞を受賞。2018年、ビクターエンタテインメントより『哀しみの向こう』でCDメジャーデビュー。今後の活動が注目されているピアニストである。

▽坂詰美紗子(M6『Get over』作詞・作曲)

メロディーや歌詞の意味に対して真摯に向き合う姿が印象的でした。
実は、私は宮本さんからおすすめの讃岐うどんの話をお聞きしたかったのですが、あまりにも真剣に取り組んでいらしたので、讃岐うどんの話を持ち出せませんでした。讃岐うどんには透明感がありますが、讃岐うどんに負けないくらいの透明感のある歌声でこれからも末なが~く、する~っと、多くの方の心を満たしてあげてください!

【プロフィール】
2008 年にシンガーソングライターとしてメジャーデビュー。現在は楽曲提供を中心に活動中。クリスタルケイ「恋におちたら」クリス・ハート「I LOVE YOU」などを提供。毎週土曜日夜午後8時30分からFM Yokohama Startline のパーソナリティーを担当中。

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