ポルカドットスティングレイの楽曲「ヒミツ」が、北川景子出演映画『スマホを落としただけなのに』(11月2日公開)の主題歌に決まった。雫(Vo. & Gt.)は「主題歌を担当させていただけて大変光栄です」。北川景子は「スピード感がありスリルを煽るメロディで、歌詞も映画をかなり意識して作ってくださったのかなと思いました。とても嬉しいです」と述べている。

 映画は、同名小説が原作。宝島社が主宰するミステリー&エンターテインメントの新人賞『このミステリーがすごい!』大賞で、2017年に【受賞には及ばなかったもののベストセラーになる可能性を秘めている作品】=“隠し玉”に選出された作品。また、原作者の新進作家・志駕晃さんにとっては本作がデビュー作でもある。

 スピーディな展開と圧倒的な描写力で、現代の日常生活に潜む恐怖を描いた新感覚のノンストップ・ミステリーとして小説愛好家の中で話題となり、SNS時代を代表する作品として国内外から映画化のオファーが各社から殺到。様々な伏線がはられたミステリー作品でありながら幅広い層が共感できるエンターテインメント作品として人気を博した原作を、北川景子・千葉雄大・成田凌・田中圭・原田泰造ら実力派キャストが集結して実写映画化する。

 主題歌「ヒミツ」は、映画タイトルにも含まれる“スマホ”ユーザーには欠かすことのできないSNSを使いこなすバンド・ポルカドットスティングレイが主題歌として書き下ろしたリアルとミステリアスが交差する攻撃的ロック・チューン。公開に先駆け、映画公式サイトおよびYouTubeで公開された90秒予告編映像ではいち早く楽曲の視聴も出来る。

 同曲について北川景子、企画プロデュースを担当した平野 隆氏、メンバーの雫(Vo. & Gt.)がそれぞれコメントを寄せている。

 ◎北川景子(稲葉麻美役)
 秘密を抱えながら葛藤して生きる主人公・麻美の心と、映画のスリリングな世界観とマッチした素敵な楽曲でした。アレンジが凝っていて、同じギターリフを繰り返されるところ、サビの部分を全体に裏声でいくところが今っぽくて好きです。スピード感がありスリルを煽るメロディで、歌詞も映画をかなり意識して作ってくださったのかなと思いました。とても嬉しいです。ありがとうございます。

 ◎平野 隆氏(企画プロデュース)
 「スマホを落としただけなのに」は、SNSミステリーという全く新しいジャンルの作品です。この作品の主題歌に相応しい、新しい音楽が無いかと探していた時、ポルカドットスティングレイのMVを目にしました。革新的で攻撃的な歌詞とサウンド、ボーカル・雫さんの凛としつつ、ミステリアスな雰囲気に一気に引き込まれました。そして、主題歌をお願いするのは、このバンドしかいないと確信しました。今回出来上がった楽曲は、SNSの逃げ場の無い砂漠に迷い込み追い詰められて行く主人公の心情を、ビビッドに表現しています。映画の大ヒットの起爆剤となってくれる、そう信じています。

 ◎雫(Vo. & Gt.)
 主題歌を担当させていただけて大変光栄です。この楽曲は、主人公の麻美が 顔も名前も知らない殺人鬼にじわじわ追い詰められていく様子を描いたものです。麻美を追い詰める得体の知れない恐怖や焦りを、歌詞でもメロディでもサウンドでも余すことなく表現できたのではないかなと思います。映画を見てから聴くと「あれのことか!」と気付く細かい表現もいくつも入っていますので、ぜひ映画館で、映画のエンドロールにて聴いてみてくださいね。

初の映像商品「秘密」をリリース

 そのポルカドットスティングレイは、昨年11月8日にメジャーデビュー。猛烈なスピードで駆け抜けたデビューイヤーの集大成として、その最終日に当たる2018年11月7日に初の映像商品「秘密」をリリースすることが発表された。

 本作に収録されるのは、これまでバンドが事ある毎に表現してきた“七変化”感とVo.&Gt.雫のシナリオ、そして過去には「エレクトリック・パブリック」「シンクロニシカ」等でバンドのMV監督を務めたA4A 東市篤憲監督のディレクションによる完全オリジナルドラマMV。ポルカドットスティングレイらしい攻撃的でキャッチーなギターロックが劇中を彩る、簡単には終わらない摩訶不思議パラレルワールドな作品完成が予定されている。

 今回、主題歌に決まった「ヒミツ」は、本作の初回限定盤のみに付属するCDに収録される。

映画「スマホを落としただけなのに」予告編映像(90秒)

映画の物語

 彼氏の富田(田中圭)に電話をかけた麻美(北川景子)は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に言葉を失った。たまたま落ちていたスマホを拾ったという男から、富田のスマホが無事に戻ってきて安堵した麻美だったが、その日を境に不可解な出来事が起こるようになる。身に覚えのないクレジットカードの請求や、SNSで繋がっているだけの男からのネットストーキング。落としたスマホから個人情報が流出したのか?ネットセキリティ会社に勤める浦野(成田凌)に、スマホの安全対策を設定してもらい安心していた麻美だったが、その晩、何者かにアカウントを乗っ取られ、誰にも見られたくなかった写真がSNSにアップされてしまう。「違う!それ私じゃない!私、何もやってない!」時を同じくして、人里離れた山の中で次々と若い女性の遺体が見つかり、事件を担当する刑事・加賀谷(千葉雄大)は、犯人が長い黒髪の女性ばかりを狙っていたことに気が付く。スマホを拾ったのは誰だったのか。連続殺人事件の真犯人はいったい誰なのか。そして明らかになる“奪われた麻美の秘密”とは?ただ、スマホを落としただけなのに……。

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)