現在NHK大河ドラマ『西郷どん』で盛り上がる鹿児島・大隅半島出身のダンスボーカルグループの1 Believe FNCが8月1日、シングル「Happy Days」をリリース。メンバーはCHIKA、IROHA、REIRA、HARUKA、RIRIAの5人組。幼い頃から同じスクールでダンスを始め切磋琢磨してきた彼女たち。活動期間は6年目に突入しメンバーチェンジを経て、現在のラインナップとなった。最近では日本テレビ系音楽番組『バズリズム02』のPOWER PLAYのコーナーにMVが紹介されるなど、注目を集めている。インタビューでは1 Believe FNCがどんなグループなのかを紐解くとともに、シングル「Happy Days」についてや、今後の目標など5人に話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】
1 Believe FNCとは
――1 Believe FNCというグループ名の由来は?
IROHA 一つひとつ意味がありまして、「1」は一番になる、「Believe」は仲間を信じる、「F」がフィール、「N」がネバーギブアップ、「C」がチャレンジなんです。仲間を信じて1番を目指そうという意味でつけられました。
――どのような経緯でこのグループは誕生したのでしょうか。
REIRA 鹿児島県の大隅半島という地域のダンススクールで結成されました。その中で1 Believe FNCのメンバーを決めるオーディションがあって、そこで選ばれた5人なんです。
――ということは落ちた方もいて。
CHIKA たくさんいました…。
――その方達の思いも背負っているわけですね。現在、どのような活動をメインでされていますか。
CHIKA 鹿児島では定期的にやらせて頂いているライブがあり、そこで皆さんに知ってもらえるように頑張っている最中です。その定期ライブでは長い時間パフォーマンスさせて頂いているので私たちの魅力をわかってもらえると思います。
HARUKA たまに東京や大阪にも遠征させて頂いたり。
――さて、皆さんがどんな方なのか教えていただきたいのですが、メンバーから見たHARUKAさんはどん方ですか。
IROHA 独り言が多いです(笑)。「シャンプー持ったし、あっ! タオルを忘れた…」みたいな確認をずっと言っている感じなんです。すごく心配性ですね。
REIRA 確かに(笑)。あとマイペースなところがいいです。
――そのREIRAさんはどんな方ですか。
CHIKA とにかくテンションが高いです。見ると走っているか踊っているみたいな。そして、アスリートみたいにストイックです。
REIRA なんかやらなきゃいけない使命感があって(笑)。みんなの為にもお客さんのためにも「頑張らなきゃ」という思いが強くあるんです。
――IROHAさんはどのような人?
CHIKA すごく明るいです。
REIRA あと、私たちの下にルーキーという研究生がいるんですけど、その子たちにも厳しく注意できるし、フォローを入れるのも上手なんです。
HARUKA 人間観察が好きだよね。
IROHA そうなんです。観察しすぎて睨まれたこともあるくらい、人を見てしまうんです…。やめなきゃなと思うんですけど、やめられないんです(笑)。
――ほどほどにしてくださいね(笑)。さて続いてはCHIKAさん。
IROHA リーダーではないんですけど、最年長ということもありリーダーシップがあります。
REIRA このメンバーの中では一番落ち着いています。
IROHA なので、疑問とかあるとまずCHIKAちゃんにして聞いてしまいます。
――最年少のRIRIAさんは?
IROHA RIRIAちゃんは1 Believe FNCの癒しです。可愛いんですよ。私が面白くないことをしたとしても笑ってくれる優しさもあって。
RIRIA 笑ってしまうんです。
――ちなみにRIRIAさんから見てお姉さんたちはどのように映ってますか。
RIRIA もう憧れです。スクールに入った時からの憧れの先輩たちだったので、一緒に活動できているのが夢みたいです。
――RIRIAさんと皆さんは少し年齢が離れていますが、ジェネレーションギャップを感じることはありますか。
IROHA ありますね。RIRIAちゃんはスライムを作るのが好きなんですけど、私たちにはそれが理解できなくて。
――スライムって何ですか?
RIRIA 糊(のり)を固めたものなんですけど、プニプニして気持ちいいんです。でも、作りすぎちゃってお母さんに怒られることもあります(笑)。
CHIKA ライブの前とかに、そのスライムを触らせてもらったり。願掛けみたいな(笑)。
――皆さんはライブをおこなうにあたって心がけていることはありますか。
CHIKA 先ずは自分が楽しむということを心掛けています。
IROHA 私は曲によって表情を変えていくということです。
REIRA 初めて観に来てくれるお客さんもいるので、いつも全力で伝えるという姿勢を心がけています。感動を与えられたらなと思っています。
HARUKA お客さんと目を合わせてパフォーマンスするということです。
――すごく重要ですけど、ちょっと恥ずかしくなることもありませんか。
HARUKA 照れ臭くて笑ってしまうこともあります(笑)。
――RIRIAさんは?
RIRIA 私はライブが終わったあと後悔しないように、練習でみんなに注意してもらったところとかを復習してしっかりパフォーマンスできるようにと心掛けています。
CHIKA 素晴らしい!
――九州や地元でパフォーマンスするのと、東京や大阪でやるのとでは違いを感じたりしますか。
CHIKA まず自分たちのモチベーションから違う感じはします。
IROHA 危機感があります。東京に来ると自分たちよりレベルの高いアイドルさんとかグループがいるので、そのファンの方達をどう引き込んでいけるかという大変さもあります。やっぱりアウェイという不安はあります。
CHIKA 逆にアウェイだからこそ燃えるというのもあります。
――現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』が放送されていて、鹿児島から来たということで皆さんも東京などの遠征では話題になりそうですね。
CHIKA あまり私たちが言わないから今のところはそうでもないかも(笑)。
――もったいないですね(笑)。でも地元はすごく観光客は多いんじゃないですか?
IROHA それはあります。住んでいる近くに『西郷どん』のオープニングで登場する雄川の滝というのがあるんですけど、ゴールデンウィークはすごい人の多さでした。滝を見るのに3時間待ちとかで…。ドラマが始まる前はそこまで人がいる感じではなかったのでびっくりしました。
――ドラマの効果はすごいですね。その大隅半島を盛り上げるために皆さんがやっていることはありますか。
CHIKA 私は近くに海があるんですけど、そこで見る夕日が綺麗なので写真を撮ってInstagramに投稿して、地元の美しさをアピールしたりしています。
HARUKA あと、鹿児島で訪れたところをTwitterにあげたりしています。それがちょっとでも役に立っていたら嬉しいです。