中途半端になりたくない、横浜流星 シンガーとしての強い意思
INTERVIEW

中途半端になりたくない、横浜流星 シンガーとしての強い意思


記者:小池直也

撮影:

掲載:18年07月20日

読了時間:約8分

 俳優の横浜流星が、6月25日発売の配信シングル「今日もいい天気 feat. Rover(ベリーグッドマン)」で歌手デビューした。映画『虹色デイズ』や初主演映画となった『兄友』など、役者としての存在感を発揮している彼は、極真空手初段の腕も持つ21歳。音楽面では、映画『キセキ -あの日のソビトー』の劇中で結成された、菅田将暉、成田凌、杉野遥亮とのボーカルグループ「グリーンボーイズ」としての活動も記憶に新しいが、今回はソロシンガーとしてのデビューとなる。プロデュースにGReeeeNを手掛けるJIN、客演にベリーグッドマンのRoverを迎え、歌手活動スタートとしては万全の布陣だ。「アーティストとして中途半端にはなりたくない」、「自分の世界観を大切にしたい」と語る“シンガー横浜流星”の魅力をインタビューで迫った。【取材=小池直也/撮影=冨田味我】

憧れだったGReeeeN

横浜流星

横浜流星(撮影=冨田味我)

――GReeeeNさんの映画『キセキ -あの日のソビトー』に出演されて、2019年にはそのプロジェクトの第二弾となる映画『愛唄』が公開となります。自他共に認めるGReeeeNの大ファンである横浜さんが彼らの音楽を知ったのはいつ頃でしょうか。

 僕が初めてGReeeeNさんを知ったのは、「キセキ」が主題歌となっていたドラマ『ROOKIES』(TBS系)です。ストレートな歌詞がすごく刺さって好きになりました。アルバム『塩、コショウ』(2009年6月発売)も買いましたし。それから映画『キセキ -あの日のソビトー』に出演させて頂く事になって。それだけでも驚きましたが、加えて、JINさんにも、GReeeeNのメンバー皆さんにもお会いすることもできました。

――メンバー皆さんに会った時の印象はいかがですか?

 お会いしたときの印象は皆さんノリが良いという事でした。それでいて、人を自然に惹きつける魅力があって、遊び心のある大人といいますか。自分が今まで出会った事のない様な方々でした。軽く言っている様に見えて、その一つひとつの言葉が重くて。「だからこそああいう歌詞が書けるのかな」と納得できるところもありました。

――そんな横浜さんは昨年1月、さいたまスーパーアリーナでおこなわれた、GReeeeNのメジャーデビュー10周年を記念した特別公演のオープニングアクトに、グリーンボーイズのメンバーとして、立ちました。ファンで埋め尽くした場内。出てくるまで不安もあったかと思いますが、登場した時に大歓声が起こりました。当時、どのような心境でしたか。

(既報:GReeeeN、10年記念公演で歌った2度の「キセキ」感謝の思い直に、グリーンボーイズも「キセキ」で繋ぐ:レポート、http://www.musicvoice.jp/news/20170111056425/)

 あの時はGReeeeNさんのファンの方が自分達を優しく受け入れてくれて、だからすごく気持ち良かったんですけど。全く知らないお客さんの前だったら、多分僕らは心が折れていたと思います(笑)。めちゃくちゃ気持ちよかったですけど「自分はまだこんなところには入れないだろ」という気持ちがありました。あれをライブで感じられるアーティストというのは、やっぱりうらやましいですね。

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