韓国の5人組ガールズグループ・Red Velvetが7日、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで全国ツアー『Red Velvet Hall Tour in JAPAN“Red Room”』の神奈川公演を開催。7月4日にJAPAN 1stミニアルバム『#Cookie Jar』の発売を控え、5月25日の北海道・わくわくホリデーホール公演を皮切りに全国6カ所8公演をおこなった初の全国ホールツアー。最終地となった同会場では2days2公演をおこなった。メンバーのアイリーンが「幸せな気持ちにしてくれて、ありがとう」と述べた様に観客とともに心温まる空間を作り上げるステージを展開。6月7日の公演の模様をレポートする。【取材=松尾模糊】

素敵な夜の幕開け

Red Velvet

 Red Velvetはアイリーン、スルギ、ウェンディ、ジョイ、イェリの5人組。2014年に結成され、これまでに2枚のフルアルバムをリリース。日本では昨年11月に東京・恵比寿ガーデンホールで初のショーケース『Red Velvet Premium Showcase“ReVeluv-Baby Party”』を開催。7月4日にJAPAN 1stミニアルバム『#Cookie Jar』を発売する。

 会場には若い女性を中心に多くの観客が詰めかけ、彼女たちの登場を待ちわびている様子だった。そんな熱気の中、会場が暗転。ステージ上のモニターにメンバーが登場するショートムービーが映し出され、観客から歓声が上がった。

 ステージにメンバーが登場し、「Red Dress」をパフォーマンス。4人の女性ダンサーとともにパワフルなダンスパフォーマンスを見せ、観客を彼女たちの世界観に一気に引き入れる。そのまま「Rookie」などのアッパーなダンスチューンで畳みかけ、会場のボルテージを上げた。

 そして、イェリが「横浜の皆さん、素敵な夜ですね。今日はありがとうございます!」と呼びかけ、コーラスワークが印象的な「Don't U Wait No More」を披露。立て続けに「Dumb Dumb」を日本語バージョンで歌唱。アイリーンとジョイのラップがミディアムポップな曲の世界観を引き締める。

 MCでは、これまでのツアーを振り返り、ウェンディが「私は個人的にもんじゃ焼きが食べたいです」と東京のご当地グルメを所望。「作り方が面白いですよね」とメンバーと語り合った。

幸せな気持ちにしてくれてありがとう

Red Velvet

 中盤に披露された「Hear the Sea」では、メンバーが火を取り囲む様にステージ上に設置された椅子に座り、ミディアムバラードである同曲をしっとりと歌い上げた。さらに、ウェンディが「Last Love」をソロで披露。強弱をしっかりと付け情感を込めて歌唱し、観客も静かにその歌声に聴き入っていた。

 そして、黒いパンツスーツ姿に着替えたメンバーがそれぞれソロダンスを披露しながら再登場し、「Be Natural」を歌唱。シックなダンスナンバーで大人のクールな魅力を見せた。

 さらに、7月に発売される日本オリジナルミニアルバムのタイトル曲「# Cookie Jar」を披露。ジョイは「一生懸命準備したので、皆さんにお見せすることができて嬉しいです」と笑顔を見せた。

 アイリーンが「一緒に楽しみましょう!」と呼びかけ、「Russian Roulette」をパフォーマンス。アタック音が会場に響き渡り、ステージ脇から銀テープが噴射される演出に観客もどよめいた。そのまま「Red Flavor」で本編を終了。

 アンコールでは、黒いツアーTシャツにジーンズのカジュアルな姿でダンスチューン「Peek-A-Boo」を披露。

 最後は、メンバーがそれぞれこの日の公演を振り返り、ウェンディは「私のポッカリと空いた心の穴を、皆さんが埋めてくれて幸せです」と言い、ジョイは「ツアーも明日で最後だと思うと悲しい。時間が経つのがとても早かったですが、楽しかったです」と語った。

 アイリーンは「幸せな気持ちにしてくれて、ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べ、スルギは「たくさんの人が来てくれて嬉しい。次のツアーではもっと大きな会場にお招きします!」と意気込んだ。イェリは「たくさんの思い出を作れて嬉しいです。これからは、もっと多くの人に会えるように頑張ります」と決意を新たにした。

 そして、「'Cause it's you」をメンバーがそれぞれステージの端から端まで移動しながら観客に手を振り歌唱。大団円の中、ステージを締めくくった。

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