東方神起「素敵な1日過ごせたこと誇り」一体感溢れるステージ
東方神起
男性デュオの東方神起が8日・9日・10日、神奈川・日産スタジアムで『東方神起 LIVE TOUR〜Begin Again〜Special Edition in NISSAN STADIUM』を開催。昨年11月から今年の1月にかけておこなった3度目の全国5大ドームツアー『東方神起 LIVE TOUR 2017 〜Begin Again〜』のファイナルとして、前人未到の日産スタジアム3days公演をおこなった。5年ぶりとなる同会場での公演で、初披露の新曲「Road」などのパフォーマンスで観客を魅了。ステージの最後にチャンミンが「素敵な1日を過ごせたことを誇りに思います」と語るほど観客との一体感溢れるステージを見せた。8日の初日公演の模様を以下にレポートする。【取材=松尾模糊】
5年ぶりの日産スタジアム
ステージ上と会場の後方に設置されたモニターに映像が流れ、メンバーの姿が映し出されると歓声が上がった。ステージの両脇からユンホとチャンミンが中に入った白いケージが浮上し、「Reboot」でこの日のステージの幕を開ける。
12人のダンサーとともにアリーナ席上を移動しながらパフォーマンス。「Humanoids」では、ユンホが「日産スタジアム、楽しんでますか? もっと盛り上がって行くぞ!」と叫び煽る場面も。序盤からアクセル全開のパフォーマンスを見せた。
MCでは、ユンホが「5年ぶりの日産スタジアムですね。今日は緊張しているんですけど、こんなにたくさんの人たちと一緒に盛り上がれると思うと嬉しいです」とコメント。チャンミンは「これだけ集まると、皆さんの迫力が半端ないですね。今日はライブをするにはいい天気だし、あとは大きな声を出して楽しむだけですよね!」と呼びかけ観客を煽り、会場は歓声で包まれた。
2人はメインステージに移動し、「One More Thing」と「Superstar」を立て続けに披露。ポップなダンスナンバーで会場のボルテージを上げた。「B.U.T(BE-AU-TY)」ではワイヤーに吊り上げられた2人がメインステージから一気にアリーナ席上空を後方のステージまで移動し、観客はどよめいた。
ライブ中盤では、「One and Only One」や「シアワセ色の花」などのミディアムバラードをしっとりと歌い上げ、観客もその歌声に聴き入っていた。
新曲「Road」初披露
ユンホ「皆さん楽しんでますか? 疲れていませんか?」と呼びかけると、チャンミンは「いや疲れてると思います。僕たちも疲れているので、皆さんも座りましょう」と観客を思いやった。そして、チャンミンは、日産スタジアムでのライブに「感無量です」と笑顔を見せた。
さらに、ユンホは「これからも老若男女楽しんでもらえるステージにするので応援してください!」と言い、チャンミンは「これまでのドーム公演とはだいぶ違ったセットリストになるので楽しみにしてください」と呼びかけた。
チャンミンの宣言通り、後半では5年ぶりのパフォーマンスとなった「Purple Line」やユンホのソロパフォーマンスでの「Drop」を激しいダンスとともに披露。そして、チャンミンはX JAPANの「Forever Love」をカバー。Toshlのハイトーンボイスが印象的な同曲をキーを下げずに歌い上げ、観客も大きな拍手を送った。
そして、「Why?〔Keep Your Head Down〕」で本編を終了。東方神起コールが会場に響き渡る中、再び2人が登場。
ユンホは「5年ぶりで心配もあったんですが、良い感じですよね」と呼びかけ、観客も歓声で応えた。さらに、チャンミンは「ドームの時もかなりシビれたと思うんですけど、今回もヤバいですね」と頷いた。
また、7月25日に発売する新曲「Road」のPV撮影で北海道を訪れたという2人。ユンホは「この前、新曲のPVのために北海道の帯広に行ったんですけどどうでしたか?」とチャンミンに尋ね、「北海道は(ずっと)冬だろうと偏見があったんですけど、緑が深くてとても綺麗でした」と新緑の季節の北海道の景色に感動したことを明かした。
アンコールでは、その「Road」を初披露。前向きな気持ちを歌った応援ソングで、観客も手拍子で盛り上がった。さらに、ポップなダンスナンバー「Rising Sun」や「ウィーアー!」などのメドレーを歌唱。
最後は、ミディアムテンポのポップナンバー「Somebody To Love」を披露。曲のクライマックスには会場の上空に花火が打ち上げられ、盛大なフィナーレを迎えた。
ユンホは「“お陰様”という言葉の意味を考えると、皆さんにピッタリな表現だと思いました。2人をここまで支えてくれてありがとうございます。これからも前向きに皆さんと一緒に歩いて行きたいと思います」と感謝の気持ちを観客に伝えた。
チャンミンは「こんなにたくさんの人たちと一緒に楽しい時間を過ごせて感動しています。皆さんの人生の中で素敵な1日を過ごせたことを誇りに思います」とその想いを語り、ステージを去った。
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