5人組アイドルグループのまねきケチャが5月19日、東京・新木場Studio Coastで全国ツアー『まねきケチャカーニバル!』の最終公演をおこなった。同ツアーは2月18日の東京・Zepp Tokyoを皮切りに全国7カ所8公演を開催。昨年12月に加入した新メンバー・深瀬美桜(18)が「すごく濃い期間でした」と振り返ったこのツアーを物語るように、この日のファイナルもそれぞれの想いが熱いパフォーマンスとして現れていた。【取材=松尾模糊】

「忘れられない日にしようね!」

まねきケチャ(撮影=NODA RYOHEI)

 会場が暗転し、ステージ上のモニターにメンバーの映像が流れると歓声が起こった。6人の女性ダンサーがステージ後方に立ち、続けてメンバーが登場する。メンバーは、蝶ネクタイとスカートの部分にあしらわれたレースが印象的な新衣装。松下玲緒菜は「ツアーファイナル、盛り上がって行くぞー!」と煽り、「キミに届け」でこの日の幕は開けた。

 藤川千愛が「ようこそ! 盛り上がる準備できてますか?」と呼びかけ「冗談じゃないね」を披露。<ウリャオイ>の掛け声で観客も一緒に盛り上がり一気に会場のボルテージが上がった。

 それぞれの自己紹介から中川美優が「今日は忘れられない日にしようね!」と言い、「妄想桜」を歌唱。続けて披露した「一刀両断」では、メンバーがペンライトを使ったパフォーマンスを見せて、観客とともに盛り上がった。

 そして、宮内凛が「楽しんでますかー?」と語りかると歓声が響き渡った。ここで9月24日の日本武道館公演『日本武道館deまねきケチャ』に向けて、8月25日の日比谷野外音楽堂での公演、そして7月5日から8日にかけて仏・パリで開催される『第19回 Japan Expo』に出演し、初のヨーロッパでの公演をおこなうことを発表。観客から大きな拍手が起こった。

深瀬美桜「すごく濃い期間でした」

まねきケチャ(撮影=NODA RYOHEI)

 ライブ中盤で披露された「カクカクシカジカ」は、ピコピコという機械音が印象的なポップナンバー。メンバーの可愛らしい振付も曲とマッチしていた。そのままフジテレビ系アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』エンディングテーマ「鏡の中から」へ突入。パイプオルガンの音色などが独特の世界観を表現し、彼女たちの新たな魅力を引き出していた。

 ここでメンバーがツアーを改めて振り返り、藤川は「武道館までもっともっと成長して3年間の集大成を見せられるように頑張ります」と決意。宮内も「このツアーで確実にレベルアップしたと思います。これからも一つひとつ確実にパワーアップしていきたい」と語る。

 また、松下は「今年がもう半年近く過ぎてしまったことにビックリしています。この一年が“やっぱりまねきケチャだった”と皆さんに言ってもらえるように頑張りたいと思います」と気を引き締め、中川が「全国ツアーはとても楽しかった。福岡や仙台では一年ぶりに会えた人たちもいて、またやりたいと思います。残りも一緒に楽しみましょう」と呼びかけた。

 昨年12月に新メンバーとして加入した、深瀬美桜は「大変なことばかりだったけど、関係者や皆さんのおかげでここまで来れました。このツアーでメンバーとの距離も縮まったと思います。みおにとってすごく濃い期間でした」と目に涙を浮かべながら語った。

 そして、「奇跡」では<オーオーオー>と観客がシンガロングで会場の一体感を演出。さらに、メンバーが手にタオルを持って振り回しながらパフォーマンスする「SPLASH」などを披露し、藤川と松下の掛け合いから始まる「きみわずらい」で本編を終了。

 アンコールでは、黒いツアーTシャツ姿に着替えたメンバーが「モンスターとケチャ」とポップナンバーの「タイムマシン」を歌唱。最後は中川が「やっぱり最後はこの曲ですね」とコメントし「告白のススメ」でツアーファイナルを締めくくった。

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