アンサーソングは最終章、次はオリジナルで
――「Dear My Boo」のMVは、男の側の目線で主人公の女の子をずっと追いかけていて、男が見て疑似恋愛している気持ちになりますね。
Spikey Johnさんという21歳の監督で、スタイリストさんやヘアメイクさんなど、現場スタッフがみんな同世代でした。私も19歳だから、本当に若い20歳前後のスタッフで作ったことが新鮮でした。
撮影の時は、映ってはいないんですけど、監督が(モデルの)田中真琴さん演じる主人公の相手役になって、しゃべったり話しかけたりしていて。撮影終盤で現場にお邪魔したら、監督と真琴さんがまるで本当の恋人のようなやりとりをしていて、見ていてニヤけてしまいました。それくらいリアルに撮っているからこそ、真琴さんのあんなに自然で可愛い表情が引き出されているんだなって関心しましたね。真琴さんにあんな表情をされたら、私が男なら絶対に「付き合いたい!」って思いますもん(笑)。
――當山さんのリップシーンもたくさんあって。
今まで以上に多く使ってくださっていて、嬉しかったです。監督からは「曲の主人公の女の子の気持ちで歌って欲しい」と言われて。それで萌え袖とか、普段なら絶対にしない可愛い仕草をするように心がけて撮ったんですけど、正直すごく恥ずかしかったです。でもこの撮影がきっかけで、自分の中の女の子らしい部分も少しは外に出せるようになって。ライブで歌う時の表現方法の1つとして、すごく役だっています。
(*編注:萌え袖=上着などの袖部分が長過ぎて、着用者の手の甲もしくは手全体を覆ってしまっている状態)
――ライブでは、萌え袖で歌っているんですね。
清水翔太さんの10周年ツアー「SHOTA SHIMIZU 10th Anniversary Event for Family」にオープニングアクトとして参加させていただいたのですが、そこではすごく女の子らしい雰囲気で歌いました。東京・豊洲PITでの公演の時は、翔太さんが「My Boo」を歌う時に「みれいの「Dear My Boo」に負けないようにみんな声を出して!」と、客席を盛り上げていて。ステージでも気に掛けてくださって、すごく優しい先輩です。
――「My Boo」が好きな人には、ぜひ聴いて欲しいですね。
はい。カップルで、カラオケで歌い合いっこして欲しいです!
――今後も、またアンサーソングを?
今回で、アンサーソングは最終章のような気持ちです。昨年の童子-Tさんのリアレンジカバー「願い ~あの頃のキミへ~」と、今回の「Dear My Boo」によって、作詞の面で幅が広がったし、私のことを知らなかった人に知っていただくきっかけにもなりました。それにこの2曲で、「歌詞がいいね」とか「声がいいね」と言っていただくことが増えて、それが私の自信に繋がりました。
その声に背中を押してもらって、次には自分の言葉で、自分のオリジナルの曲で、みんなから「いいね」と言ってもらえるものを作りたいです。アンサーソング2曲のおかげで自信が付いたし、今めっちゃ書きたい欲が沸いてきています!
- 當山みれい
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