「ヒストリーチャンネル 新番組発表会」に出席した、左からマリエ、ウォーレン・クロマティ氏、コシノジュンコ氏、筒井菜月

 タレントでモデルのマリエが23日、都内で「ヒストリーチャンネル 新番組発表会」に出席。エンターテイメント専門放送の「ヒストリーチャンネル」で放送する新番組に出演することが明らかとなった。発表会にはファッションデザイナーのコシノジュンコ氏と、プロ野球・読売ジャイアンツでも活躍した元野球選手のウォーレン・クロマティ氏が出席し、自身の出演する新番組について語った。マリエは「若かった時とは世界の見方が変わっている。何か新しい視点をファッションの方面から示せれば」と新番組について意気込みを語った。

 「ヒストリーチャンネル」は米・ニューヨークに本社も持つ、エンターテイメント専門放送チャンネル。マリエは今回、『「FASTORY」ファッション・ヒストリー』と題し、“ファッション(技術と流行)を作る日本を知る”というテーマでオーガナイズした「ALREADY FAMOUS TOUR」で日本各地のアパレルの歴史にゆかりのある地を訪ねる旅に密着した番組に出演する。

 マリエは10歳でモデルデビューし、様々なテレビ番組などに出演し人気を博した。2011年に米・ニューヨークのパーソンズ美術大学に入学しファッションを専攻。2012年7月に帰国後、芸能活動を続ける傍ら、昨年6月に自身のブランド「パスカル マリエ デマレ(PMD=PASCAL MARIE DESMARAIS)」を立ち上げた。今回の発表会ではそのPMDのジャケットを羽織って登場。

 マリエは「尊敬するコシノさんを目の前にして、おこがましいのですが、私たちのブランドとしてはファッションが辿った歴史なども大事にしていきたい。そして、これからの衣服の未来や可能性を再度若い世代の方々とシェアしながらみんなと取り組んでいきたいと思っています」と自身の想いを語った。

 さらに「日本の素晴らしい技術を伝えていくということにもブランドとしても取り組んでいます。国内だけではなく、たくさんの方々に伝えたいと思っています。ヒストリーチャンネルは幼い頃から馴染みがありますし、尊敬するメディアですので、一緒にお仕事ができて光栄です」と今回の発表に喜びのコメント。

マリエ

 また、番組についてマリエは「私たちが良いなと思うものと、世界に通用するアイデアとコラボして何か新しいものを生み出していけたら」と期待を寄せ、「30歳になるので、若かった時とは世界の見方が変わっているので何か新しい視点をファッションの方面から示せれば」と意気込んだ。

 ヒストリーチャンネル・ジャパン合同会社編集制作部の福井靖典氏は、今回の番組について「マリエさんの強い想いを、伝えて行くために普段テレビでは見せない様な裏側の部分もデジタルコンテンツとして、多角的に見せていきたいと思っています」と語った。

 1987年から続く、ヒストリーチャンネルの人気番組『バイオグラフィー』の日本版の初回放送に出演するコシノは「この新しい番組に最初に出演させて頂き、本当に光栄に思います。今はどう捉えて頂けるのか楽しみにしています」とコメント。

 番組では2回に分けてコシノの半生を振り返る。だんじり祭りで有名な、大阪の岸和田で幼少期を過ごしたというコシノは「お祭りのノリが好きなんですよ。ショーでもそのお祭りのノリでやっているんです。やはり小さい頃の経験は色んなところで活きていると思います」としみじみと語った。

 さらに、会場には2017年度ミス・インターナショナル日本代表のモデル・筒井菜月が「ミス・ナショナルコスチューム賞」を受賞したコシノがデザインした衣装で登場。筒井は「一人の女性として、コシノ先生のようになりたい」と尊敬のまなざしを向けた。

 クロマティ氏は、モバイル配信コンテンツの新番組『クロウ in 東京』に出演。彼が東京の様々な場所に突然現れ、一般人と交流しながら日本文化や歴史を学び、世界に伝えていくという内容。

 また、クロマティ氏は、ヒストリーチャンネル・ジャパン合同会社ゼネラルマネージャーのジョン・フラナガン氏に今年の4月からエーアンドイーネットワークス・ジャパン合同会社(現ヒストリーチャンネル・ジャパン合同会社)の特派員として辞令が贈呈された。

 1983年から90年まで巨人で活躍したクロマティ氏は、再び日本に戻ってくる理由について「東京には友達がたくさんいます。これからは新しい人生の岐路として、新しいビジネスで、新しい人々と出会って、新しい展開を迎えたい」と決意を明かした。

 また今回の辞令を受け、「とても光栄です。2020年にはオリンピックも開催されますが、東京を会社とともに変えられる気がしています」と笑顔を見せた。(取材・撮影=松尾模糊)

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