登美丘高校ダンス部、米ミュージカル映画PR動画で新作ダンス披露
昨年バブリーダンスでブレイクした登美丘高校ダンス部が17日、米ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(日本公開2月16日)のPR大使に就任。出演する主題歌「This Is Me」のプロモーションビデオを公開した。ダンス部をコーチとして率いるakaneさんは「新たなテイストのダンスになりました」とダンスについてコメント。
『グレイテスト・ショーマン』は夢と愛に生きた伝説のエンターテイナーの物語。史上最高にロマンティックな一途な愛と、ドラマティックな人生を描いた感動ミュージカル・エンタテイメント。
映画『レ・ミゼラブル』の歌声で世界中を魅了した豪出身の俳優ヒュー・ジャックマンが主人公P.T.バーナムを演じ、映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールが音楽を手がける。そして、日本の人気漫画『NARUTO -ナルト-』のハリウッド実写映画化を手掛ける新鋭、マイケル・グレイシー監督がメガホンを取った。
バーナムがショーを通して観客に投げかけた「外見や地位がどうであれ、ありのままの自分らしく生きようとする気持ちがあなたを輝かせる」というメッセージを反映させたバラエティー豊かな9曲の楽曲がストーリーを彩り、歌やダンスの実力にも定評があるハリウッドを代表する豪華スターが集結した本作。
そして、米国で7日(現地時間)におこなわれた『第75回ゴールデングローブ賞』で「主題歌賞」を獲得した「This Is Me」を核とした『グレイテスト・ショーマン』の日本での本格プロモ―ションが17日に始動。その第1弾を担うのは、今日本で注目を集める登美丘高校ダンス部の総勢72人の女子高生。
昨年9月にYouTubeで「バブリーダンス」の動画が公開され話題沸騰し、今年1月15日までにその再生回数は3800万回を超える。昨年末のTBS系『日本レコード大賞』で荻野目洋子と、『NHK紅白歌合戦』では郷ひろみとの共演で話題となった。
その登美丘高校ダンス部が、年末年始をはさんで取り組んだのが『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」のプロモーションビデオ。約1カ月の特訓を経て完成した映像が公開された。
常にオンリーワンを目指し、他の高校ダンス部とは全く異なった表現を目指してきた登美丘高校ダンス部は、ありのままの自分らしく生きることを謳い上げた『グレイテスト・ショーマン』、そして「This Is Me」のメッセージに深く共感し、配給会社のオファーを快諾。
ダンス部をコーチとして率いるakaneさんは「ハリウッド映画のPR大使に選ばれたことは驚きでしかなかった。自分たちの頑張る姿が映画と重なるという説明を受け、ちゃんと自分たちのことを見てくれているということも嬉しかった。生徒たちも自分たちが踊る曲の『This Is Me』を聞いて、嬉しすぎたのか、ほとんどの子が泣いていました」と語る。
撮影は冬休み中の6日におこなわれた。72人のダンス部員と撮影スタッフが集まったのは、和歌山市。市立和歌山高校を借りての撮影となった。まだ夜も明けきらぬ早朝6時30分にダンス部全員が現場入り、移動車やドローンも駆使した12時間に及ぶ撮影は、渡り廊下、教室、屋上、グランド、体育館と校内をくまなく使っておこなわれた。
撮影の手応えをakaneさんは「これまでは“面白い”パフォーマンスをやってきましたが、今回は登美丘高校ダンス部として新たなテイストのダンスになりました。主役を演じた生徒の表情がだんだん明るくなっていくところに注目してください。それは彼女の力だけでなく、周りの生徒たちの協力もあってそうなりました。本気の大人の撮影スタッフの皆さんに力を引き出してもらい、感謝しています。良い経験をさせていただきました」と撮影を振り返った。