ナイツ×石森虹花×守屋茜が都内で宮城旅、ロケ現場に潜入取材
INTERVIEW

ナイツ×石森虹花×守屋茜が都内で宮城旅、ロケ現場に潜入取材


記者:松尾模糊

撮影:

掲載:17年12月07日

読了時間:約11分

 欅坂46石森虹花(20)と守屋茜(20)が12月23日に放送される、KHB東日本放送のロケ番組『ナイツと石森・守屋が見つける! 東京de宮城旅2』に出演。お笑いコンビ・ナイツとともに東京の地で宮城とゆかりのある場所を巡る。昨年12月24日に、宮城出身の石森とナイツが出演した『東京de宮城旅』の第2弾。今回は新たに同じく宮城出身の守屋が加わり、「宮城を知らない芸人と宮城出身のアイドルが、東京にある宮城を探す」というコンセプトで新たな宮城ゆかりの地を訪れる。MusicVoiceでは11月某日にそのロケ現場を独占取材。4人に話を聞くことができた。インタビュー、そして撮影を通じて彼女達の魅力が伝わってきた。【取材・撮影=木村陽仁、松尾模糊】

守屋の参加に、石森「心強い」

 番組は、「宮城を知らない芸人と宮城出身のアイドルが、東京にある宮城を探す」をコンセプトに、東京で宮城とゆかりのある場所を巡り、その歴史や魅力を紹介する。昨年は宮城ゆかりの坂、神社、宮城出身のフレンチシェフ、震災復興を見つめる大学生、復興を応援する居酒屋などを巡った。宮城地区では同時間帯トップの視聴率(平均9.5%)を獲得。宮城のみの放送のため、SNSなどでは視聴したいという欅坂ファンの声も挙がっていた。

ロケのもよう

ロケのもよう

 今回は、その反響を受けての続編。石森は前回の放送を振り返り「ずっと宮城の良さを発信できる仕事に携われたらと思っていたので、そういう機会を頂けてすごく嬉しかったですし、いつもテレビで観ていたナイツさんとも共演できて凄く楽しかったですね」と回顧。

 一方、ナイツの塙宣之は「推しメンになりましたね。箱推し(アイドルグループ全員が好き)だったんですけどね…」と語れば、土屋伸之がすかさず「最近覚えた“推しメン”と“箱推し”しか、アイドル用語知らないんですよね」とツッコミを入れるなどナイツらしい言いまわしで、石森の印象を語った。

 今回は新たに欅坂46の副キャプテン・守屋茜が加わり、更にパワーアップする。塙は「今日もまた新しい推しメンが…。やっぱり可愛い2人だなと、見ていて思いますね」と絶賛、土屋は「非常に魅力がありますよね。面白いし、天然なところもいいですからね。何で1回目からいなかったのか不思議なくらいです」と期待を寄せた。

 守屋も宮城出身。同郷で同い年の参加に、石森は「心強いです。今回2人でと声を掛けて頂けてありがたいです」。一方の守屋は「一日中ロケで回れる仕事は初めてなので、すごく楽しいです」と笑顔。初の共演となるナイツに対しては「すごく話しやすく接して下さって。現場の雰囲気を柔らかくして下さるので助かります」と頼れる“兄貴”を慕った。

石森虹花と守屋茜

撮った写真を見入る石森虹花(右)と守屋茜

 この日の撮影は、日本橋や大井、渋谷や高円寺など、宮城にゆかりのある地を1日かけて巡る。ロケ中は宮城弁で会話も? 石森「移動の時にはフリップで方言を出したりしてみんなで盛り上がっていました。私は育った場所が、方言が強い地域だったので宮城弁に馴染みがあるのですが、あかねん(守屋茜)は宮城でも都会寄りの出身なのでそこまで方言が強くなくて。地域によってこんなにも言葉が違うんだと思いました。当たり前だと思って喋っていた言葉も、全然東京では違う言葉になっていたので驚きました」と振り返ると、土屋は「後半は、守屋さんもうちらと同じリアクションを取る側になっていましたよね」とその様子を明かした。

 そんな石森は、今年10月25日発売の欅坂46・5thシングル「風に吹かれても」で初めてフロント入りするなど、ここ1年で頭角を現している。アイドルを目指したきっかけは東日本大震災支援のために訪れたアイドルから笑顔をもらったこと。今はそのアイドルとしての道に進んでいるが「アイドルの立場になって、できることもあるなと思っていて。握手会でも宮城出身で被災された方も来てくれて。それで実際にそういう方との交流があって、もっと頑張ろうと思いました」と更に強く思うようになったという。守屋もまた「こうやって東京で同じ宮城出身の方が頑張っているのを間近で見て、私も頑張らなきゃと思いました」と同郷の活躍に刺激を受けていると明かした。

 番組を通して宮城の新たな魅力に触れたという4人。石森「宮城の力になれるように努力していきたい」、守屋は「少しでも宮城の魅力をお伝えできたらいいなと思います」と宮城の魅力発信に意欲。一方、ナイツは「番組を観て、宮城に行って欲しいですね。宮城に住んでいる人も宮城の良さをさらに知れると思います」(塙)、「東京にこんなにいっぱい宮城があるんだと気づきましたし、新たな宮城の魅力を発見できましたので是非観てください」(土屋)とアピールした。

ロケの模様、互いの印象

 この日訪れた“ゆかりの地”には、東京・三宿にある宮城・塩釜出身のカメラマン平間至氏の写真館「平間写真館」もあった。平間氏は「NO MUSIC,NO LIFE」のキャッチフレーズで有名なタワーレコードのポスターを、1996年から長年撮影している凄腕のカメラマン。今回は彼に撮影してもらう権利をめぐって、欅坂46の2人とナイツが撮影対決をおこなう。

“カメラマン”石森虹花

“カメラマン”石森虹花

 ガラス張りの写真館の入り口には、誰もが目にしたことはあるであろう黄色いあのポスターが。その隣には和田アキ子のデビュー50周年記念コンサートのポスターも。音楽業界の大先輩が写るポスターを真剣に眺める石森と守屋のその表情は、バラエティー番組で見せる表情とは違った、もう一つのアイドルの顔だった。

 撮影現場も、出演者、スタッフ、関係者ともども和やかな雰囲気で満たされていた様子が印象的だった。

 しかし、勝負の世界となるとその表情は一変、真剣そのもの。石森がカメラを構え、守屋がモデルとして撮影をおこなった。レンズ越しに様々な角度から守屋の表情を捉える石森。石森のポーズなどの要求に瞬時に応える守屋はやはり、アイドルとしての華やかなオーラを放っていた。

 カメラを撮り終えて石森、守屋の2人に話を聞いた。

 父が持っていた一眼レフで遊んだこともあったという石森は「半押ししてピントを合わせるのは分かっていました。撮影のテーマは? なんだろう。クリスマスが近かったからプレゼントをワクワクして待っている女の子を、あかねん(守屋茜)にやってもらいうまく全部表現してもらいました」と手応え。

 被写体としての“モデル”守屋の評価は、「すごくキラキラしていました。表情のバリエーションがたくさんあってシャッターを切ることに全部変えてくれる。体のひねりも入れてくれて、撮っている側は楽しくて。あかねんは、吹き出しが出そうな顔をするんですよ。何か物語りそうな。だからついつい空間をあけて撮っていました」と表情の豊かさを絶賛した。

 一方、撮られた側である守屋は、石森の腕前をどう感じたのか。「虹花がすごく率先して色々とこうしてとか指示を出してくれて、普段の撮影をしているようですごくやりやすかった。虹花はワンちゃんが好きなので、ワンちゃんの写真とか凄く良い画が撮れそう」とカメラマンとしての素質があると讃えた。

 そんな守屋はファッションにも興味が深く、今回の撮影でも「ワンピースなのでスカートの揺れ感を出せたらいいなと思っていました」と語った。

プロデューサーの評価

 撮影中は、ナイツの2人のやり取りにもしっかりとリアクションしていて、とてもデビュー後1年しか経っていないとは思えない対応力の高さを窺わせた。そこで、番組プロデューサーの千葉俊輔氏にどう評価しているのか、話を聞いた。

笑顔をみせる守屋茜

笑顔をみせる守屋茜

 石森について、同氏は「番組では方言に関するコーナーもありますが、宮城の方言は若い人にはなじみがないものも多いです。石森さんは事前にわざわざ、おばあちゃんに方言があっているかを確認していました。番組のために考えてくれていて凄く好印象を持っています。1年前は緊張もあったと思いますが、今回はナイツさんとの受け応えもしっかり出来ていて成長を感じます」。

 一方、今回初参加となった守屋については「守屋さんが参加されることで番組を更に華やかにしたかった。人気も高いですし、副キャプテンとして引っ張ってくれるだろうと思い、今回出演をお願いしました。撮影の様子を見る限り、緊張はしていると思いますが、それでも番組のニュアンスを理解して、こうしてみてはどうだろうかと持っていく対応力はさすがです。副キャプテン、軍曹と言われる所以だなと感心しました」。

 今後の更なる活躍が期待される2人。その人柄や素質は撮影中からも伝わってきた。ナイツとの掛け合い、そして、宮城の魅力をどう伝えていくのか、放送が待たれる。なお、写真館にはモデル犬の姿も。人懐っこく、全く吠えない犬をしゃがみこんで撫でる石森の動物好きな一面も垣間見れた。

石森、守屋、ナイツ、一問一答

 なお、撮影の合間におこなったナイツ、石森、守屋のインタビューの内容を一問一答形式で以下に掲載する。

石森虹花×守屋茜

石森虹花×守屋茜

――前回から2回目となる宮城の魅力を発信していく番組ですね。前回はいかがでしたか。

石森虹花 ずっと宮城の良さを発信できる仕事に携われたらと思っていたので、そういう機会を頂けてすごく嬉しかったですし、いつもテレビで観ていたナイツさんとも共演できて凄く楽しかったですね。

塙宣之 まあ、推しメンになりましたね。箱推し(アイドルグループ全員が好き)だったんですけどね…

土屋伸之 最近覚えた“推しメン”と“箱推し”しか、アイドル用語知らないんですよね。

塙宣之 今日もまた新しい推しメンが…。

――今回は同じく宮城出身の守屋さんもロケに参加されていますね。

石森虹花 私的に心強いです。グループに同じ宮城出身が2人いるのは心強いし、今回2人でと声を掛けて頂けてありがたいです。

守屋茜 こんな1日中ロケで回れる仕事は初めてなので、すごく楽しいです。

塙宣之 やっぱり可愛い2人だなと、見ていて思いますね。

土屋伸之 非常に魅力がありますよね。面白いし、天然なところもいいですからね。何で1回目からいなかったのか不思議なくらいです。

――今までアイドルとも共演されてこられたと思いますが、2人の印象はいかがですか。

塙宣之 早見優さんとか以来ですね。早見さんとロケした時も凄くテンション上がりましたけど、楽しみですね、これからの2人が。独特の空気感ね…

土屋伸之 どの世代と比べてんだよ(笑)。

ナイツ

――80年代のアイドルと現代のアイドルに通じるものはありますか?

塙宣之 それは俺が言うことじゃないので(笑)。アイドルとあまりロケすることはないので、楽しくやらせてもらってはいます。ただ、どのくらいまでオヤジみたいに思われているのかは、気になりますけどね。全部「親父ギャグ」みたいに思われると思うと、ボケれなくなってくるので。

――お2人はナイツさんと一緒にいてオヤジだと感じましたか?

石森虹花 いえ、全くないです。

塙宣之 若いでしょ? 若いって言ってる時点でオヤジだな(笑)。俺ヤングだからさ。

守屋茜 今回初めてご一緒させて頂いて、すごく話しやすかったり、現場の雰囲気を柔らかくして下さるので助かります。

塙宣之 俺の耳が悪くなったのか、声が小さいのか、いまいち判断がつかないのですが、守屋さんの声小さいですよね?

――ナイツさんと比べると、若干…ロケ中もこういう感じですか?

守屋茜 いつもこんな感じです。

土屋伸之 必要最低限の音量で話すんですよね。

――品があるということですね。

塙宣之 欅坂46は品があるイメージです。

――早見優さんにも品がある?

塙宣之 何の話ですか?

土屋伸之 さっきお前が言ったことだよ!(笑)どうせ使われないやつ。

――石森さんは、東日本大震災の被災地を訪れたアイドルから笑顔を与えられ、アイドルへの道を選んだとお聞きしています。実際に東京で活躍している宮城の方々に会っていかがですか。

石森虹花 やっぱりアイドルの立場になって、できることもあるなと思っていて。握手会でも宮城出身で被災された方も来てくれて。それで実際にそういう方との交流があって、もっと頑張ろうと思いました。

守屋茜 こうやって東京で同じ宮城出身の方が頑張っているのを間近で見て、私も頑張らなきゃと思いました。

――ロケ中は宮城弁で話したり?

石森虹花 移動の時にはフリップで方言を出したりしてみんなで盛り上がっていました。私は育った場所が、方言が強い地域だったので宮城弁に馴染みがあるのですが、あかねん(守屋茜)は宮城でも都会寄りの出身なのでそこまで方言が強くなくて。地域によってこんなにも言葉が違うんだと思いました。当たり前だと思って喋っていた言葉も、全然東京では違う言葉になっていたので驚きました。

土屋伸之 後半は、守屋さんもうちらと同じリアクションを取る側になっていましたよね。

――最後に視聴者に向けて一言お願いします。

守屋茜 有り難いことに出演させて頂くことになったので、少しでも宮城の魅力をお伝えできたらいいなと思います。

石森虹花 今回2回目でまた、ナイツさんとご一緒できて嬉しいです。これからも何か宮城の力になれるように努力していくのでよろしくお願いします。

塙宣之 番組を観て、宮城に行って欲しいですね。宮城に住んでいる人も宮城の良さをさらに知れると思います。

土屋伸之 2回目ですが、東京にこんなにいっぱい宮城があるんだと気づきましたし、新たな宮城の魅力を発見できましたので是非観てください。

番組情報

番組名:「ナイツと石森・守屋(欅坂46)が見つける! 東京de宮城旅2」
放送時間:2017年12月23日(土)1600-1655(55分)
出演:ナイツ(塙宣之・土屋伸之)
    石森虹花・守屋茜(欅坂46)
進行:森遥香(KHBアナウンサー)
放送地域:宮城県ローカル
ツイッターアカウント:@tokyodemiyagi2

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石森虹花×守屋茜
ロケのもよう
石森“カメラマン”に撮られる守屋
石森虹花と守屋茜
“カメラマン”石森虹花
笑顔をみせる守屋茜

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