9日に、女優で歌手の柴咲コウ(36)が東京・渋谷ヒカリエでおこなわれたクリスマスプロモーションイベント『Shibuya HIkarie Christmas 2017~WONDERLAND~』でのクリスマスツリー点灯式に登場。イベント中ではアクシデントにも見舞われたが、その際に見られた柴咲の素直な表情が印象的だった。

 この日は渋谷ヒカリエの入り口に設置された全長7mのクリスマスツリーの点灯ボタンを押し、ツリーを点灯させるという大役を受けた柴咲だったが、ボタン押下前に暗くなった照明は、柴咲がボタンを押しても暗いまま、ツリーも点灯しているのかどうかがわからない状態に。その際BGMが流れ、イベントの司会者は何事もなかったようにナレーションを続けていたが、柴咲は“あれ?”と不思議そうにツリーを見つめる。その後約5~10秒後にツリーがパッと点灯。柴咲の表情は笑顔に包まれた。

 普通の状況であれば、ひょっとしたらナレーションの反応なども見て、調子を合わせるような登壇者もいるかもしれない。だが柴咲はそういった素振りなど全く見せず、成り行きに対して素直な表情を見せていた。

 現在、NHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』にて主人公・井伊直虎役を務めている柴咲だが、そんな自然なそぶりはある意味、ドラマで自身の領地・井伊谷を束ねる領主としての威厳を保ちながらも、自身を飾ろうとしない素直な直虎の表情がダブったようにも感じられた。

 またドラマのストーリーでは、度々何らかの策を練る際には積極的な姿勢を見せる一方で、度々空回りをしては周辺を慌てさせることもある直虎だが、一方でそんな失敗にコンプレックスを持ちながらも、それを隠そうとはしない潔さも、直虎が好まれるキャラクターの一つ。

 この日柴咲は近年陶器作りを嗜んでおり、それを自身の考えの整理に役立てていることを明かしたが、それは直虎の持つ性質と似たようなものを、柴咲自身も持っているのではないか? そんな様子すらうかがえていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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