<記者コラム:オトゴト>
 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア第2期』(通称=ヒロアカ)が9月30日、最終回を迎えた。筆者はこのアニメが好きで、毎週土曜の夕方をとても楽しみにしていた。なので、最終回が来てしまった事がとても寂しかった。

 『僕のヒーローアカデミア』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中の堀越耕平氏原作の少年漫画。世界人口の約8割が超常能力という個性を持つ超人社会のなかで、その個性を持っていない主人公が、最高のヒーローを目指して成長していく姿を描いている。

 同作の第1期が2016年4月3日から6月26日までアニメとして放送され、第2期が2017年3月25日から9月30日まで放送された。

 2期が終えた今、改めてアニメを振り返ってみると、オープニング(OP)とエンディング(ED)を飾ったアーティストが幅広かったこと、そして、アニメの世界を彩ったヒーローソングばかりだった。

 まず、第1期の1話から13話までOPを飾ったのがポルノグラフィティの「THE DAY」、EDは、2016年にメジャーデビューをしたばかりの4人組ロックバンド・Brian the Sunの「HEROES」。第2期の14話から26話のOPは、シンガーソングライターの米津玄師「ピースサイン」、EDは女性ボーカルグループ・Little Glee Monsterの「だから、ひとりじゃない」。そして第2期の27話から最終回までは、ロックバンド・amazarashiの「空に歌えば」、EDは、女性歌手・LiSAの「だってあたしのヒーロー。」だった。

 アニメソングといえば、作品の世界観を再現させる事が重要な要素であることはもちろんだが、ヒロアカのOPとEDには、「ヒーロー」や「負けない心」「勇気」といった想いがはっきり伝わる楽曲ばかりだ。前記にあげたアーティストの音楽は、ジャンルが全く違う。だが、そのジャンルが違う中でも同作の世界観を、それぞれの個性をもって表現。魅力的あるヒーローソングを生み出してくれたように感じる。

 2期は終わりを迎えたが、第3期の放送を期待して、次のヒーローソングを楽しみにしたい。【橋本美波】

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