草なぎ剛と香取慎吾「リアルな声が聞ける場所」で退社後心境語る
9月8日をもってジャニーズ事務所を退社した草なぎ剛と香取慎吾が10日放送の自身がパーソナリティを務めるbayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』で、率直な心境やこれからへの意気込みをリスナーに伝えた。また、12日発表された18日付オリコン週間シングルランキングでSMAPのシングル「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が先週付のランク圏外から9位に浮上したこともわかった。SMAP解散騒動の購買運動の中心的な役割を果たしたファンの“花摘み”は今も続いている。
番組の後半、2人は退社した日から時間が経過したことを報告。草なぎは「たくさんの方がちょっとこう、関心を集めていただいてというか、ありがたいことですよね。退社をするということなのに、関心を持ってる方がたくさんいて、『どうすんのか』『心配だ』っていうファンの方も、声が本当に届いているので」とファンの気持ちを受け止めた。
そして、「とりあえずはなんかこう、『頑張って行こう』っていう」と率直な心境を伝えると、香取も「『さあ、これからだ』っていう時は何度も人生で経験してきましたけど、また、さあ、これから始まりですかね」と新たな出発であることを強調した。
2人にとって退社は初めてのこと。草なぎは「ネガティブなこととか、不安なことばっかり考え…」と言葉を発し、これに香取が「考えるの?」と合いの手を入れると2人は笑い声。草なぎは「ちゃわないで(笑)。何ていうのかな、ポジティブにさ、新しい」と続けたが、香取は「考えるの? ネガティブなこと」と確認を求めた。
草なぎは「人生ってさ、新しいこととかそういう中に飛び込んで行く時ってさ、良きにつけ悪きにもつきさ、付きもんじゃん。不安みたいなの」と心の内を率直に明かした上で、「不安って言うんじゃなくて、ワクワクする気持ちに変えて、楽しみにしようって思う」と向上心を育んでいる気持ちを伝えた。
香取は草なぎに「ジーンズソムリエを目指すんでしょ?」と質問。これに草なぎは苦笑いで応じながら、「世の中に僕を求めて、何十何億人というファンの方がいる。だから、そうは行かないわけ」とし、趣味の一環としてデニムの世界を追求したいことを述べた。
更に草なぎは「本業はみんなと寄り添っていたいので」と本心を打ち明ける。これを受けて香取も「応援してくれてる皆さん、それこそ“つよぽん”じゃないけど不安だったりとか、ネガティブな感情を抱かせていることは申し訳ない。でも本当にポジティブにね、これからのことはこれからどんどん始まっていく、始めていくのでね」と今後の活動への意気込みを語った。
また香取は同番組が22年もの長い間続けられていることに感謝。今後も同番組を続けられることを喜び、共感した草なぎは「いつもこうやってリアルな僕らの声を一番聞ける場所だと思うので、いつも寄り添う『ShinTsuyo POWER SPLASH』」とし、リスナーと共に番組を盛り上げていきたい気持ちを伝えていた。
2人が退社後初めてファンに向けて心境を伝える形となったこの日の番組。ネット上でも大きな反響を呼び、これからの2人を応援していきたいとするファンの声がツイッター上などで広がった。
さらに、9月4日~10日の集計期間である18日付オリコン週間シングルランキングで、SMAPの楽曲「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)が先週付のランク圏外から9位に浮上したことがわかった。ランク入りは昨年12月31日の集計期間である今年1月9日以来のことだった。
昨年のSMAP解散騒動のなかで、楽曲購買運動の中心的楽曲だった同曲。今もなお、“花摘み”と呼ばれる運動は続けられ、SMAPメンバー5人の活躍を願う声が相次いでいる。
また、草なぎ、香取とともに8日付でジャニーズ事務所を退社した稲垣吾郎がパーソナリティを務める文化放送『編集長 稲垣吾郎』は13日午後9時半から放送される予定。ファンに向けて何かしらのメッセージが届けられるのではと注目が集まっている。【朝倉浩正】
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