速報1位で巷間の話題をさらったNGT48荻野由佳。17日に沖縄で開催された「第9回AKB48選抜総選挙」で5位に入り、“神7”入りを果たした。スピーチで荻野は「AKB48の総選挙を私が壊してしまったのかな」などと速報1位を受けての心境を率直に語ったうえで、「こんな無名の私をここまで押し上げてくれて、ありがとうございます」と涙ながらに感謝と喜びを伝えた。

 速報発表で史上初の5万票超えを遂げ、選抜総選挙に風雲急を告げていた荻野。最終的にはHKT48指原莉乃が3連覇を達成することになったが、荻野は“神7”入りとなる5位にランクイン。スピーチの壇上にのぼった荻野は「本当に本当にありがとうございます」と投票してくれたファンへの率直な感謝を言葉にした。

 そして、「私は小学校6年生の頃からAKB48グループに憧れ続けてきました。4年間ずっとオーディションを受けて、ずっと落選が続き、48グループは憧れのまま終わってしまうんじゃないかと思っていました」と自身の過去を振り返った。

 ドラフト会議に参加し、NGT48に加入した荻野。新潟への引っ越しに不安がありながらも「新潟に来て、本当に良かったなって、いますごく思います」と現在の心境を伝える。

 自身のことを「落ちこぼれ」と称する荻野。「努力は必ず報われる。そんなもの嘘に決まってるじゃん、ずっとそう思ってました」と抱えてきた葛藤を口にした。

 速報1位という結果を受け、「誰もが荻野由佳って誰? 何でこの人なの?って思ったと思います。私自身もすごく驚きました」とし、「AKB48の総選挙を私が壊してしまったのかな? そうやって思っていたときもありました」と語ったうえで、ファンの気持ちに強い感謝を口にした。

 そして、荻野は元AKB48で前総監督の高橋みなみとかわした言葉を紹介。「努力は必ず報われますか?って聞きました。努力は必ず報われるかわからないけど、努力をして、意味のないことはないと言われました」と語り、それを荻野が証明するよう告げられたという。

 荻野は「努力は必ず報われるをいま、証明できていますか?」と会場に呼びかけ、メンバーからは拍手。涙を流しながらも最後は笑顔も見せた荻野は「こんな無名の私をここまで押し上げてくれて、ありがとうございます。私をアイドルにしてくれてありがとうございました」と強い思いを言葉に変えていた。

 この荻野のメッセージはネット上でも大きな反響を呼び、「落ちこぼれの星、なのね。 スピーチを聞いたら応援したくなる気持ちがわかった」「夢じゃないシンデレラガール」などの声が挙がり、荻野の“落ちこぼれ”からの卒業に感銘を受ける人が多く見られている。

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