リリース記念イベントをおこなったAnge☆Reve

 7人組アイドルグループ・Ange☆Reve(アンジュレーヴ)が5月6日、東京ドームシティ・ラクーアガーデンステージで、ミニアルバム『Lumiere』のリリース記念イベントを開催した。3日には、メジャーデビュー後初となるミニアルバム『Lumiere〜天使盤〜』『Lumiere〜堕天使盤〜』2枚を同時リリース。その発売を記念しておこなわれたこの日のイベントは、それぞれの世界観を示すべく2部制で開催。1部では『Lumiere〜天使盤〜』の如く白く軽やかなドレスで登場。2部では『Lumiere〜堕天使盤〜』のように黒いドレスに身を包み、大人の魅力あふれるステージングで観客を魅了した。

 Ange☆Reveは、メジャーデビューを目指すアイドルを発掘する『第3のDOLL 新アイドルオーディション』の合格者で結成されたアイドルグループ。メンバーの卒業や、ユニット移籍などを経て、2017年現在は渡辺くるみ、佐々木璃花、橘はるか、松脇朱里、水野結愛、吉橋亜理砂、さいごうみずきの7人で活動。「Ange=天使」+「Reve=夢」で「天使の夢」という名前を授かった、正統派清純アイドルグループだ。

小悪魔っぽい女心をのぞかせた

リリースイベントのもよう

 この日は、暖かい陽気のお出かけ日和。ゴールデンウィーク後半を残すところあと1日に控えたなか、会場には多くの観衆が詰めかけた。開演前から期待感あふれる熱気に包まれた会場に、Ange☆Reveが登場するSEがかかると、客席から歓声が沸き上がった。
 
 1曲目の「Limited Complex」が始まると、観衆の嵐のような掛け声が渦巻いた。マイナーキーでクールな曲調で、大人の女性をテーマにした歌詞が、その歓声を振り切るようにステージにこだまする。クールで物憂げな表情を浮かべるメンバーたちが小悪魔っぽい女心をのぞかせた。

 続く2曲目の「Colorful」は、1曲目とは打って変わって、メンバーの笑顔が弾けるポップチューン。明るい曲調にラインダンスを模したキュートな振付が盛り込まれ、見る者の心を揺さぶる。

 MCの段になり、“ハスキーボイスが可愛い”と話題の渡辺が、「堕天使盤の収録曲のみでお届けしますので、1部の雰囲気とは違う“アンジュレ”を見て楽しんでください」と挨拶。

 3曲目に届けられた「Reality」では動画撮影がOKということで、観衆はこぞってカメラを構える。疾走感あふれるアップテンポなこの曲は、メンバーの前後列が入れ替わるフォーメーションを駆使したダンスが印象的。<迷う心をはねのけて、ただ光を目指すんだ♪>というサビの力強い歌詞と、突き上げる手の振付は、彼女たちをまるで民衆を束ねるジャンヌ・ダルクかのようにさえ見せた。

 最後に「堕天使の心モヨヲ」を披露。ロックテイストなギターリフから始まるこの曲は、サビに向かうにつれ高揚感を煽っていく。激しくキレのあるダンスとバレエダンスの優雅さが融合したステージングが観客のボルテージを最高潮に押し上げた。

 最後にメンバーらが会場の観衆たちと「ルミエール」の掛け声で笑顔で記念撮影をおこない、このイベントの幕は閉じた。

 メジャーデビュー後のDVDシングル三部作を経て、新たなステージへ踏み出す、ミニアルバム同時発売を終えた彼女たち。今後の躍進に期待したい。

(取材=多司真咲)

<セットリスト

01.Limited Complex
02.Colorful
03.Reality
04.堕天使の心モヨヲ
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