歌うことが夢だった、橋爪紋佳&空見ゆき、ディズニー新作に抜擢
INTERVIEW

歌うことが夢だった、橋爪紋佳&空見ゆき、ディズニー新作に抜擢


記者:桂 伸也

撮影:

掲載:17年04月02日

読了時間:約11分

いつかディズニーで歌を歌いたい

劇中のワンシーン

劇中のワンシーン(c)Disney

――お二人から見たこの作品のイメージと、自身のキャラクターの魅力などを教えてください。

橋爪紋佳 音楽も絵の色彩も、ストーリーも、すべてが魅力的な作品です。私が演じるエレナは、とても勇敢で、優しく、愛にあふれている女の子で、みんなを引っ張っていく勇ましさ、勇敢さを持つプリンセスです。まずはなんでもやってみるというタイプで、たまにそれで失敗しながらも、みんなにフォローされながらなんとか目標を達成するという時もあります。そんな面も含めたところが、彼女の親しみやすさや愛らしさでもあるんです。等身大の16歳の女の子であり、女王になるために一生懸命に頑張っている、エレナのその頑張りをぜひ見ていただきたいです。

空見ゆき 主役のエレナを中心に、王族や王宮での出来事がメインのストーリーなので、一見、異世界の物語かと思いきや、すごく親しみやすい内容なんです。というのも、キャラクター1人ひとりが本当に魅力的でありつつ、「こういう人、実際にいる」という感じのキャラクターばかりで。特別な人、完璧な人は1人もいなくて、みんなどこかしら、抜けているところや、いい部分を持っていたりします。だからどの年代の人が見ても心に響くし、共感もできるんだと思います。音楽や人種、年齢感など様々なものが扱われているので、絶対に興味があるポイントが見つけられる作品ですね。可能性がいっぱい詰まった作品だというのが魅力です。

――ディズニー作品の主演は初となる橋爪さんですが、その感想をお聞かせください。

橋爪紋佳 最初に「主演で歌を歌う役です」という情報をいただいたときに「楽しみ!」という思いでワクワクしていました! でも蓋を開けたら“プリンセス役”で、パニックになりましたけど(笑)。

――プリンセス役というのは敷居が高いですか?

橋爪紋佳 もちろんです! 私はもともと歴代プリンセスの歌が大好きで、カラオケでもずっとディズニーの曲を歌っていたんです。だから、まさか私が次のプリンセス役をいただけるなんて…という嬉しさと感激で、頭が真っ白になりました。

――もともと声優を志して今まで出演されたのは、海外ドラマやアニメメーション、ディズニー作品の吹き替えが主ですが、いつかはディズニー作品に、という気持ち昔からもあったのでしょうか?

橋爪紋佳 ありました。そのためにもミュージカルの舞台に出演して修行をしたり、ボイストレーニングに通ったりと、昔から、いろんな活動をする中で、いつかディズニー作品で歌を歌いたいという目標がありました。だからプリンセス役のお話をいただいた瞬間に、今まで関わり、応援していただいたすべての方に感謝しました。今までの経験が「今ここにつながったんだな」と思いました。

劇中のワンシーン

劇中のワンシーン(c)Disney

――空見さんはディズニー作品への出演が4作目ということですが、今回は主人公の妹役として、重要な役かと思います。特に橋爪さんとの共演で感じたことはありますか?

空見ゆき そうですね…。実はイザベル役をいただけると伺った時に、別の作品のキャラクターを演じていたんですけど、それも主人公の妹だったんです。その役では兄妹仲が悪くて(笑)。だからこの作品でも姉妹ということでちょっと不安を感じていたんです。でも実は橋爪さんとは以前別の作品で、打ち上げが一緒になった時にお話をしたことがあったんです。その時に「すごく話しやすいお姉さんだな」と感じていて。今回は、姉妹がすごく仲良しで、歌も歌える役ですし、「良かった~!」と思いました。

――初めてお会いした時のことを橋爪さんも覚えていますか?

橋爪紋佳 覚えています! 「すごくかわいい女の子だな」と思いました。それで今作で、初めてみんなで集まった時に「覚えていますか? あの時の空見です」と声を掛けてくれて。

空見ゆき 現場でお会いするのは、そこが初めてだったので「運命だな」と思いました。以前、同じ作品に出たこともありましたが、出た回がそれぞれ違ったので、現場でお会いすることはありませんでした。だから「またご一緒したいな」と思っていました。まさかこんな形で、しかもすぐにその思いが叶ったのは、すごく嬉しかったです。今はプライベートでもすごく仲良くしていただいています。

――本当に運命ですね。

橋爪紋佳 でも最初は「空見ちゃんは別のジャンルのお仕事をしているし、どこまで仲良くしてくれるかな?」という不安もあったんですよ(笑)。ちょっとドキドキしていたんです。でも本当の妹みたいにすごく仲良くしてくれて。

――人間的なつながりもあれど、たとえばちょっと対照的というか、もともとディズニー作品、海外の作品に出られることを考えられていた橋爪さんと、日本のアニメーション作品で活躍しているという空見さんと、同じ声優としても違う立場を考えることは、最初にお会いした時にはなかったのでしょうか?

橋爪紋佳 少しあったと思います。だから最初は緊張しました。でもジャンルが若干違うと、先輩後輩の関係すらわからなくなっちゃうというか…。

空見ゆき 確かに、そうですね。そういう意味ではあまり先輩と思ったことはないですね(笑)。それはいい意味で紋さんにアットホームな空気感を出してもらえるからなんです。座長として温かい雰囲気で迎えてくださる、紋さんの性格のおかげというか。周りの人にはわからないように気を使ってくださったり、すごくいい人間関係を敷いてくださったりするので、意識したことがなくて。だから本当に先輩というよりはお姉ちゃん、という感じなんです。

――最初からそんな雰囲気を感じられましたか?

空見ゆき そうですね、最初にお会いした場でも「すごく話しやすい人だな~」と、またおしゃべりしたいと思っていたんです。それからすぐ共演させていただけるということになって、ちゃんと話してみても全然イメージが変わることなく、むしろすごく親しみやすいです!

橋爪紋佳 その点では、「アバローのプリンセス エレナ
の現場は皆さん、本当に踏み込ませてくれますね。先輩方含め本当に優しくてチャーミングですし、面白くてとてもアットホームな現場です。

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劇中のワンシーン
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劇中のワンシーン

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