公開記念舞台挨拶に出席した、あいみょん、ヤオ・アイニンら(撮影・桂 伸也)

公開記念舞台挨拶に出席した、あいみょん、ヤオ・アイニンら(撮影・桂 伸也)

 シンガーソングライターのあいみょんが5日、都内でおこなわれた、映画『恋愛奇譚集』公開記念舞台挨拶に登場。本映画で担当した主題歌の詞やタイトルに込めた思いなどを語った。この日は、作品に出演した“ピピ”ことヤオ・アイニン、内田慈、福田麻由子、柳俊太郎、遠藤新菜と倉本雷大監督も登壇、さらにサプライズゲストとして、子役として活躍した若林瑠海くんも登場した。

 本作は、留学のために来日した1人の台湾人女性が、赤いコートをまとう謎めいた少女との出会いを機に、愛することの意味を知っていく姿を描いた青春ロマンストーリー。ピピはこの作品で日本映画初主演を務める。

 「監督にも会ったことがなく、日本語もまだまだ心配だった」とピピは当初、かなりの緊張に迫られながら「現場の人はみんな優しくて、ゆっくり話してくれたのでよかった」と現場では良好な状態で撮影が進んだ様子を明かし、出来上がった作品に対して「皆さん、周りの人のことを大事にしてください。そして恋してください!」と物語の真意を語るように、作品をアピールした。

曲のへの想いを語った、あいみょん(撮影・桂 伸也)

 昨年11月30日シングル「生きていたんだよな」でメジャーデビューを果たした、あいみょんは、本作で主題歌「漂白」を担当。この主題歌について「(劇中の)主人公のユーウェン(ピピ)が、出会いや恋愛を台湾に持ち帰ったあとも、その時のことを思い出して、心が汚れた時に村のことを思い出して心を洗い流せたらいいな、という思いを込めてこのタイトルを付けました」と曲名の由来を告白。

 同時に「監督と初めて会った時に、映画のイメージをかなりたずねていたんですよ。だから思いのほか勝手に自分の中で物語が作り上げられていったので、結構詞はスラスラ書けたんです」と作詞時の様子を語っていた。(取材・桂 伸也)

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