小室哲哉、篠原涼子に感じた“凄み”「女優になれる」
音楽プロデューサーの小室哲哉が10日、TBS系『マツコの知らない世界』に出演。歌手で女優の篠原涼子が楽曲「恋しさと せつなさと 心強さと」でヒットした当時、そのパフォーマンスから「女優さんになれる」と感じていたことを明かした。
この日の放送では、「マツコの知らない小室プロデュースの世界」との題目で、小室をゲストに招いてトークを展開。安室奈美恵やTRF、華原朋美ら当時“小室ファミリー”と称されたアーティストを取り上げ、それぞれ小室が落とし込んだプロデュース手法を紹介した。
篠原は1990年代初頭、アイドルグループ・東京パフォーマンスドールの一員として活動。同時にバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』にレギュラー出演し、体当たりのコントなどで人気を獲得した。
そして、1994年に「篠原涼子 with t.komuro」名義で楽曲「恋しさと せつなさと 心強さと」をリリース。ロングヒットを記録し、200万枚を超えるセールスを遂げた。
マツコ・デラックスは「これなんか、すごい新しかった。篠原涼子ちゃんという存在も含めて」と新鮮な驚きがあったと話し、小室は篠原を熟考の末に自身が選んだことを明かした。
小室は「ダウンタウンさんの所でバラエティで相当、鍛えられていたので、色々無理を言っても大丈夫かなって感じで」と篠原に白羽の矢を立てた理由を説明。さらに、「恋しさと―」という「3分間の曲に、『私の本来の姿、すべてを見て』『私はこうよ』っていうエネルギー、パワーは凄かった」と篠原のパフォーマンスから凄みを感じていたという。
「恋しさと―」のヒットの理由として、小室は「歌詞をドラマ仕立て」にしたことを挙げ、「これ本当なんですけど、女優さんになれるだろうなって思っていて」と篠原に女優の可能性を見出していたという。これにマツコは「本当?」と笑顔を見せながら懐疑の声を挙げたが、小室は困惑しながらも「ほんと、ほんと」と譲らなかった。
マツコは「すごいね。その後に彼女は歌手じゃなくて女優さんになったもんね。しかも、中途半端な女優さんじゃなく」と唸り声。小室は「誰かに成りきるっていうのは凄く優れてる。その術を持っていたと思う」と篠原に備わっていた魅力を語っていた。
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