hideさんに捧げるGLAY(VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten)

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 日本最大級のヴィジュアル系ロックフェス『VISUAL JAPAN SUMMIT 2016』の二日目公演が15日、千葉市美浜区の幕張メッセで開催され、GLAYが初日に続き出演。ボーカルのTERUは、X JAPANのhideさんがデビューのきっかけを作ったエピソードを語り、hideさん作詞作曲のX JAPANの「Joker」を披露した。

 発起人の一人であるTAKUROを擁するGLAYは初日に引き続き、二日目にも登場した。GLAYは1988年に結成、1994年にシングル「RAIN」でメジャーデビュー。そのきっかけを作ったのがX JAPANのYOSHIKIだったことはこれまでも伝えれている。

 この日、TERUは当時を振り返り、「デビュー前、ライブハウスにSP10人を連れたYOSHIKIさんが訪れて、そこで声を掛けられてデビューが決まった」と語り、「その前にデモテープを勧めてくれたのが、hideさんだった」との趣旨を明かし、「hideさんに捧げます」と、hideさん作詞作曲のX JAPANの「Joker」のカバーした。

 さらにhide with spread beaverのキーボード、DIEがゲスト参加した。DIEは、D.I.E名義で1998年までGLAYのサポートを務めていた。DIEは「hideさんと話す機会を与えていただいた」と感謝を述べ、GLAYとhideさんとの関わり合いを語った。

 それによると、GLAYの代表曲「HOWEVER」をリリースされた1年後くらいにhideさんが「『HURRY GO ROUND』という曲は『HOWEVER』の詩と曲が凄く良くて、TERUの歌も感情を込めて歌っているのが伝わってくる。だから、俺もああいう曲が書きたくて『HURRY GO ROUND』を書いたんだ」という話をしていたという。

 「HURRY GO ROUND」は、hideさんが生前に作っていたデモテープをもとに、関係者が音源化して、1998年10月にhide with spread beaver名義でリリースされたシングル収録曲。TERUはその話を聞いて以来「本当に『HOWEVER』は大切な曲になった」という。

 そうしたエピソードを踏まえ、DIEとともに「HOWEVER」を披露した。(取材・松尾模糊)

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