台湾で路上ライブを敢行したゆずの2人

台湾で路上ライブを敢行したゆずの2人

 ギター弾き語りデュオのゆずが15日、台湾・台北市の西門紅樓廣場で路上ライブを行なった。彼らは、海外アーティストとしては過去最高動員数となる、2000人の聴衆の前で演奏を披露。初めてゆずを見る人がほとんどであろう中、サビの大合唱が起きるなど台湾人を沸かせた。

 今回の路上ライブは、今月9日よりスタートした自身初のアジアツアー「YUZU ASIA TOUR 2016 Summer NATSUIRO」の3か所目、台湾を訪れるにあたり実施したもの。ゆずの2人は来年のデビュー20周年を前に、かねてからこのアジアツアーを「初心に帰り、自己紹介のようなライブにしたい」と話していたという。事前に「アジアでゆずの原点である路上ライブをやりたい」とスタッフに打診。安全性や音響環境などを考慮し、“台湾の渋谷・原宿”と言われる、西門町の西門紅樓廣で演奏許可が下り、ライブが実現した。

 会場周辺には開始数時間前から、多くの現地ファンが詰めかけた。2人が現れると観客のテンションはさらに上昇。北川悠仁が北京語で「こんにちは、ゆずです。よろしくお願いします。皆さんに会えて嬉しいです」と挨拶。歓声が響いた。

 ライブは「サヨナラバス」「夏色」「栄光の架橋」の3曲を披露。「栄光の架橋」では会場全体でサビの大合唱に。ときおり北京語のMCをはさみながら、終始穏やかにライブは進行していった。ゆずの2人は、最後に「また来ます!」と再会を約束。割れんばかりの拍手に見送られながら、会場をあとにした。

 今回の台湾路上ライブは、ゆずにとって初めての海外で行う路上ライブ。彼らの路上ライブは、2011年の東日本大震災直後に宮城・仙台市民広場で行なったフリーライブ以来約5年ぶり。そのフリーライブを除くと1998年に横浜・伊勢佐木町で行われ 7000人を動員した“最後の路上ライブ”以来となる。

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