人力ダンス音楽が生み出す高揚感

武井優心(撮影・鈴木公平)

武井優心(撮影・鈴木公平)

 武井が「一緒に歌ってください!」と観客を煽り「Forever Dreaming」を演奏。タカハシマイの奏でるシンセサウンドに、山崎正太郎の自由自在に操られるドラムのリズムが加わり「ウォーウォ―ウォーウォ―ウォーウォー♪」という、シンプルなコーラスがアンセムを生み出す。

 本編クライマックスは「Firework」を披露。会場の最高潮のボルテージがそのまま夏の夜空に打ちあがるように、観客は両手を挙げてその花火を掴むように高揚していた。武井は「最後一緒にジャンプしよ!」と叫び、バンドは続けざまに「Oh Yeah!!!!!!!」を演奏。夜空を照らす花火の煌めきのように、音が溢れるサビで観客がジャンプし、会場が揺れた。そのまま武井は「ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べ、メンバーはステージを去った。

9月に渋谷で女子会、男子会

タカハシマイ(撮影・鈴木公平)

タカハシマイ(撮影・鈴木公平)

 メンバーに送られた拍手は、そのままアンコールへと繋がる。「ありがとう」と再び登場したメンバーに、歓声が上がった。武井は「最高の空間を作ることができて嬉しいです。本当にありがとうございます!」と改めて感謝した。続いて『DREAMS』のリリースに伴う全国ツアー、9月10日・11日におこなわれる東京公演は、渋谷・eggmanで10日が女性限定、11日が男性限定でライブを開催することが発表された。

 そして新曲「Dream Beach Sunset」を披露。八木とタカハシマイのシンセサウンドが高揚感を煽る中、砂川はギターをベースに持ち替え、ファンキーなベースラインを奏でる。最後の「ダイナソー」では出演バンドが再集結し、観客も巻き込む大合唱となった。最後は出演バンドと観客で記念撮影をおこない、この日のイベントを笑顔で終えた。

 チェコの号令のもとに集った6バンドが、それぞれの奏でる音楽で今まで出会うことのなかった縁を結び、武井が「最高の空間作ることができて嬉しいです」と語ったように、最高の音楽の空間を生み出した。この中から、再びまた違う縁が生まれ、さらに大きな音楽の和となることを願いたい。(取材・松尾模糊)

セットリスト

Czecho No Republic
2016.07.03. STUDIO COAST【Czecho No Republic presents ドリームシャワー2016】

01.Amazing Parade
02.No Way
03.Festival
04.MUSIC
05.24 Factory
06.Electric Girl
07.Forever Dreaming
08.Firework
09.Oh Yeah!!!!!!!
Encore
En1.Dream Beach Sunset
En2.ダイナソー

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