主催イベントを成功させたCzecho No Republic(撮影・半田安政:Showcase)

主催イベントを成功させたCzecho No Republic(撮影・半田安政:Showcase)

 5人組ロックバンドのCzecho No Republic(チェコノーリパブリック)が7月2日、東京・新木場STUDIO COASTで、ライブイベント「Czecho No Republic Presents 《ドリームシャワー 2016》」を開催した。彼らを含め計7バンドが一堂に会し、ライブパフォーマンスを披露。それぞれの持ち味を十二分に発揮し、観客を楽しませ、最高の音楽の空間を生み出した1日となった。また、Czecho No Republicが9月10日・11日におこなう全国ツアーの東京公演の詳細も発表された。

真夏日の中始まった音楽の祭り

 この日は梅雨の中休みと言うより、まるで真夏日のような茹だる暑さが感じられた晴天。海辺の近い会場は、潮風が心地よくそよいでいた。チェコ(Czecho No Republic)に収集された6バンドが、会場に設置された「マジックステージ」と「ミラーゴステージ」の2ステージで交互に演奏した。対バンというより、フェスに近い形でお祭りのようなイベントとなった。

 「マジックステージ」のトップバッターを飾ったのは、sumika。ストレートなロックサウンドとシンプルなメロディで、夏らしい爽やかなステージを披露した。そしてこの日、2組目となる「ミラーゴステージ」のトップは、lovefilm。泥臭いガレージサウンドに、江夏詩織(Vo、Gt)の可愛らしい声が相まって、中毒性の高い独特な世界観を生み出していた。

 3組目、「マジックステージ」にはgo!go!vanillasが登場。メリハリのあるロックサウンドにシンプルなメロディが重なり、会場のボルテージが一気に上がる。観客が一体となり飛び跳ね、会場全体が揺れた。

 4組目のHelsinki Lambda Clubは、シューゲイザーを思わせるサウンドに気怠いボーカル。かと思えば、ダンサブルなロック、ダウナーなオルタナティヴ、と変幻自在なサウンドで観客を魅了した。5組目、パスピエは人力ダンスサウンドに独特なボーカルが、会場を一瞬にしてダンスホールのように変え、観客を盛り立てた。6組目、「ミラーゴステージ」のトリは、Yogee New Wavesが務めた。90年代のアーバン直系の心地よいバンドサウンド。観客の体が自然と揺れていた。

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