鬼龍院翔がミッチーに認められる

音楽的センスを認められた鬼龍院翔

 ヴィジュアル系エアーバンド、ゴールデンボンバー(金爆)の鬼龍院翔(31)が、シンガーソングライターで俳優の及川光博(ミッチー)に音楽的才能を褒められた。

 26日深夜に放送された、ミッチーがMCを務めるTBS系の音楽番組『Good Time Music』に金爆がゲスト出演。鬼龍院は「パフォーマンスの原点」として、かつてGacktも所属していたヴィジュアル系バンドのMALICE MIZER(マリス・ミゼル)の1998年のヒット曲「月下の夜想曲」を挙げ、当時受けた衝撃を以下に語った。

 「僕、この曲が中学2年生のときに、テレビから流れてきてもう、雷が落ちて。普通のJ-popとは全然違うアレンジじゃないですか。それまでこんなクラシカルなアレンジの曲を聞いたことがなくて、不思議でのめり込んじゃったんです」

 更に、鬼龍院は「月下の夜想曲」にハマり過ぎて、自らテープに録音したこの曲を、逆再生してもずっと聴いていたことを打ち明けた。スタジオでは、その逆再生バージョンを一部再生。

 これを聴いてミッチーは「ちょっと(鬼龍院は)変わった趣味だけど、分かる。ちゃんと曲として成立してる。バロック音楽は半音確保(基準よりも半音低いピッチが一般的に用いられる)だから、逆にしてもコード進行としてはおかしくない」と鬼龍院に同調。

 鬼龍院は「バロック調の不思議なアンサンブルは逆にしてもまた違った不思議さがあって…」と続けると、ミッチーは「やっぱり、(鬼龍院は)音楽の才能ていうか、クリエイティビティーがあるんじゃないの?」と彼のパフォーマンスからは想像できない一面を指摘した。

 これに金爆のメンバーも同調。歌広場淳(30)は「僕らが言うのも何ですけど、彼(鬼龍院)には才能があります」と発言すると、同じく樽美酒研二(35)も「信じてください、彼はちゃんと音楽やってます」と鬼龍院が音楽と本気で向かい合っていることを力説した。

 そんな鬼龍院の音楽的センスは、過去に出演した番組でも表れている。その一例に、昨年7月にTBS系で放送された『サワコの朝』(聞き手・阿川佐和子)がある。

 番組でゲストに聞く恒例のリクエストで、「記憶の中でも今もきらめく曲」として、サザンオールスターズの「匂艶 THE NIGHT CLUB」を選んだ。

 このとき、鬼龍院は、彼らの代表曲「女々しくて」を作るときに、アレンジを参考にした楽曲として紹介。

 「素晴らしいアレンジが施されていて、ミュージシャンになってからアレンジの凄さを気づいた。繋ぎや音の切れ目などをみている」と述べ、佐和子から「分析できているんですね」と言われると「音楽に関しては割とちゃんとやっているんですよ」と語っていた。

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