ナオト・インティライミ公演延期、相次ぐ余震　安全性確保に不安

　歌手のナオト・インティライミは16日、予定していたホールツアーの鹿児島、宮崎、大分、熊本公演を延期することを発表。自らのブログで交通機関が止まっていることや余震が続く状況に配慮したこと、そして「こんなに近くで大変なことが起きている中で、こんな状況だけど、楽しんでいこうぜー。という気持ちには今まだなれないこと」と綴り、延期の理由を伝えた。

　ナオト・インティライミはブログで、「今日の日を楽しみにしてた方々、ほんとごめんなさい。今日の鹿児島公演、明日の宮崎公演、来月の大分公演、熊本公演は延期にさせてください」と公演延期を伝え、「一方的な決断でごめんね。。。楽しみにしてた方々、ほんとごめんなさい。そして延期のお知らせが遅くなってしまってごめんなさい。もう向かっちゃってた人もたくさんいるよね。。」とお詫びの文面をしたためた。

　その理由として、「交通機関が止まってることで来られない人がいること。余震がまだまだ落ち着かない状況で、LIVE中に地震が来たら果たしてみんなの安全をちゃんと確保できるのか、という不安があること」とし、さらに「こんなに近くで大変なことが起きている中で、こんな状況だけど、楽しんでいこうぜー。という気持ちには今まだなれないこと」を挙げ、心情的な配慮を伝えた。

　また、「振り替え日はまた追ってお伝えするね。振り替え公演、みんな来られますように。。これ以上、地震の被害が大きくなりませんように。。」と被災者への気遣いをにじませた。

　ナオト・インティライミは、３月５日からホールツアー『ナオト・インティライミ HALL TOUR ～アットホールで、アットホームなキャラバン2016～』を開催。16日には鹿児島・鹿児島市民文化ホールで開催を予定していたが、同公演に加え、翌17日・宮崎・宮崎市民文化ホール、５月３日の大分・大分Iichikoグランシアタ、５月４日の熊本・市民会館崇城大学ホールでの４公演を延期することになった。