ZARDの坂井泉水さん

ZARDの坂井泉水さん

 ZARDの坂井泉水さんの企画展である「ZARD GALLERY ~25th Anniversary~」の開催が決定した。会期は前期が4月26日から5月8日まで。後期が5月17日から5月29日まで場所は六本木のギャラリーでおこなわれる。2007年5月27日に逝去するまで、坂井さんがレコーディングなどをおこなっていた“ゆかりの地”で、スタッフに宛てた直筆の手紙なども初公開される予定。5月には東京と大阪で坂井さんの声とZARDのサポートを務めたメンバーらが集い、共演する特別ライブも開催される。

 昨年12月31日に開催された25周年キックオフイベントの開催、オールタイムベストアルバム『ZARD Forever Best ~25th Anniversary~』は2月10日のデビュー25周年記念日にリリースされ、5週連続でオリコンアルバムランキングTOP10内にランクインし、ロングセールスとなっている。視聴者22万人を超えたニコニコ生放送の25時間特番配信、そして4月27日にはミュージック・ビデオ集のリリース、5月には25周年ライブ開催…25周年イヤーを彩る企画に反響や期待が寄せられる中、ファンから多くの要望を受けて今回の企画展が実現した。

 ZARDギャラリーは、昨年大晦日に25周年キックオフイベントの企画のひとつとしてパシフィコ横浜で開催されたが、今回開催されるのはレコーディングのために坂井さんが通っていた“ゆかりの地”六本木。会場は、2012年に20周年の締めくくり、21周年のスタートに4カ月に渡ってZARDギャラリーを開催した会場。パシフィコ横浜に行くことが出来なかった人たちからの要望のほか、訪れた人からも「もう一度見たい!」という声が届いたということで、パシフィコ横浜に展示されたアイテムの一部と、好評だったレコーディングコーナー、ライブコーナー、そして日本青年館コーナーのアンコール展示が予定されているという。

 また、デビュー以降、レコーディングや撮影等で、坂井さんが最も多くの時間を過ごしたと言っても過言ではない、ゆかりの地で開催されるギャラリーならではの坂井さんが仕事上やプライベートで、スタッフに宛てた直筆メッセージも初展示される。制作に真摯に臨み、気遣いの人でもあったという彼女の素顔が垣間見れる。

 5月には大阪と東京で25周年ライブが開催される。5年振りとなる坂井さんの歌声とバンドの生演奏がシンクロするライブのバンドメンバーが決定した。1999年初の船上ライブや2004年のZARD初にして唯一の全国ツアー『What a beautiful moment Tour』のサポートを務め、2007年~2009年の追悼ライブ、2011年の20周年ライブと、坂井さんと貴重なライブ空間を共有してきたメンバーらが、今回もZARDサウンドをステージで再現する。

 以下は参加メンバー。

Gt:大賀好修(Sensation)… 1999年船上ライブ以降の全ライブに参加。
Dr:車谷啓介(Sensation)… 2004年全国ツアー以降の全ライブに参加。
Ba:麻井寛史(Sensation)… 1999年船上ライブ以降のライブに参加。
Key:大楠雄蔵(Sensation)… 2004年全国ツアー以降の全ライブに参加。
AGt&Cho:大田紳一郎(doa)… 2004年全国ツアー以降のライブに参加。
Gt:森丘直樹 … 初参加。
Cho:岡崎雪 … 2004年全国ツアー以降の全ライブに参加。
Sax:鈴木央紹… 2004年全国ツアー以降のライブに参加。
Manipulator:大藪拓 … 2004年全国ツアー以降の全ライブに参加。

 さらに、ZARDにゆかりのあるアーティストがゲストで参加予定。

 ◆ZARDとは 坂井泉水さんを中心としたユニット名。6才からピアノを始める。大学卒業後、モデルエージェンシーに所属し活動。その後、音楽プロデューサーと出会い、アーティストとして才能を見出されZARDを結成する。1991年2月10日「Good-bye My Loneliness」でデビューして以来、J-POPシーンを代表する女性アーティストとして、「負けないで」「揺れる想い」「マイフレンド」などに代表される数々のヒット曲を発表し続け、現在までに45枚のシングル、20枚のアルバムを発表。2008年4月に発表された「翼を広げて/愛は暗闇の中で」でシングルTOP10入り通算42作品で歴代1位(当時・オリコン調べ)となる。他に、アルバム連続ミリオン獲得数 9作連続 (歴代1位)、アルバム1位獲得作品数11作 (女性ボーカルグループ歴代2位)の記録をもつ。自身の作詞活動以外にも、他アーティストへの作詞提供多数(ミリオンセラー作品多数)。2007年5月27日の坂井さん逝去から8年を超えてなお、世代を問わず幅広いリスナーから、彼女の作品に励まされたという感謝の声、詞・歌声・言葉に対する惜しみない賞讃の声が止むこと無く寄せられており、彼女の作品の持つパワーの大きさを物語っている。

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