INKTのkissyがツアー最終で脱退

ツアーの最終日で脱退を発表したkissy

 KOKI(田中聖)率いるロックバンドのINKT(インク)が4日、全国ツアーのファイナル公演を都内で開催。4月からツーマンツアーを行う事を発表するとともに、キーボードのkissyがこの日をもって脱退することを報告した。KOKIは「離れていてもkissyは5人目のメンバー。これからも応援してください」とファンに理解を求めた。

 この日は、「Shangri-La」など全17曲を熱唱した。ハードナンバーが多くを占める“INKT楽曲”のなかで、「新たな試みにもチャレンジしたい」と、アコースティックギターによるしっとりしたナンバーも織り交ぜるなど、これまでとは異なる一面ものぞかせ、音楽の幅の広さを掲示した。

 アンコールを終えて、KOKIが「kissyからお知らせがあります」とマイクを渡すと、kissyがこの日をもってバンドを脱退することを報告。kissyは「本当に申し訳ありません」とファンに詫びた。

 脱退の理由にも言及。「僕の勝手な個人的な理由。バンドの外で音楽活動を広げていきたいという思いが日に日に強くなった」と明かし、「メンバーには僕の想いを無理やり聞いてもらって…。本当に今まで有難うございました」と理解を示したメンバーやファンに感謝の言葉を送った。

 一方のKOKIは「バンドにはよくあることだし(メンバー最年少の)末っ子だから。5人でライブをすることはなくなるけど、kissyも音楽は続けるし、プラス思考で。INKTの第二章を4人でスタートさせます。ピンチはチャンス。フェスや対バンで(kissyと)会えたら嬉しい」と語った。

 フロアからすすり泣く声が聞こえるなか、ギターのKeiが「泣いて終わるのも嫌だから、最後に5人で」と、本編でも「俺らにとって一番大事な曲。俺らの始まりの曲」とKOKIが語って披露した「Trigger」を再び熱唱。最後にKOKIは「これからも5人を宜しく」と語って、ツアー、そしてINKTとしての第一章を締め括った。

 kissyは結成時からのメンバー。ラウンド系ナンバーが多く占める“INKT楽曲”のなかにあって、キーボードとして叙情的なサウンドを作り上げる大事なアクセントを奏でていた。また、最近では「愛されキャラ」としてファンの間で人気が高まっていた。この日のkissyはダイナミックに奏でるとともに、マイクを持ってKOKIと歌う姿もみせた。

 ※後日、ライブレポートを掲載します。

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