三戸なつめ、声優初挑戦「すごく難しかったけど…幸せでした」
歌手でモデルの三戸なつめ(25)が17日、都内で行われた映画『パディントン』日本語吹き替え版完成披露試写会に、俳優の松坂桃李(27)と、パディントンとともに登壇。今回声優初チャレンジとなった三戸は、その挑戦を振り返りながらパディントンに向けた思いなどを語った。
本作は、マイケル・ボンド作のベストセラー児童文学「くまのパディントン」を実写化した作品で、見知らぬ国に上京した一匹のクマが、ある一つの家族にパディントンと名付けられ、彼らと共に新たな冒険に繰り出す姿を描いたストーリー。パディントンが出会う親切な家族、ブラウン家の長女ジュディの役を三戸、パディントンの声を松坂が演じる。
「お母さんがパディントンのトートバックを持っていて、一緒に使っていました」と、幼いころからパディントンに親しんでいたという三戸は「もし自分が本当のジュディになり、パディントンと出会ったらどうする?」という質問に「やっぱり初めはビックリしますよね。でも『一緒に連れて帰ってくれませんか?』って言われたら、喜んで連れて帰ります」とコメント。その答えに喜ぶパディントンと共に、暖かな空気を会場に振りまいた。
また、間もなくやってくるクリスマスに向けて「パディントンと過ごせるなら、どこに連れて行く?」との問いに、松坂がショッピングモールや遊園地の絶叫マシンなどと応え、アクティブな意向を見せたのに対し三戸は「自分の家でまったりデートをしようかな、と。一緒にケーキを作って食べたり、鍋をつついて。おなか一杯になったら、パディントンを枕にして眠りたい」と語り、あくまでインドア派の雰囲気を漂わせていた。
初めての声優へのチャレンジに三戸は「すごく難しかったけど、監督さんからも丁寧に教えていただけたし、小さなころからパディントンは大好きだったので、作品に携われたことがすごく幸せでした」と、充実した時を過ごした様子を語る。また合わせて、作品について「本当にすごくかわいらしい世界観で家族愛もすごく温かい映画になっているので、是非皆さん、(映画を見て)ほっこりしてください」と、アピールのコメントを語った。(取材・桂 伸也)