- 1
- 2
俳優の本郷奏多が、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)とW主演を務める土ドラ『時光代理人』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット、毎週土曜23時40分~)に出演。本郷は、撮影された写真の世界を見通し、過去に潜入するトキをナビゲートするヒカルを演じる。
変幻自在な演技力で、Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』の飛影や映画『キングダム』の成蟜、映画『GANTZ』の西丈一郎など、数々の大人気キャラクターを鮮やかに体現してきた本郷。実写化作品において絶大な信頼を寄せられる彼が今回挑むのは、bilibili発で世界累計再生数8.5億回を突破した超人気アニメの日本版実写化だ。
舞台はレトロな写真館。写真を媒介に過去へとダイブする特殊能力を持った正反対のバディ、トキ(佐藤大樹)とヒカル(本郷奏多)が、後悔を抱える依頼人を救う「便利屋」として奔走する。インタビューでは、初共演となる佐藤大樹の意外な「天然」ぶりに思わずツッコミを入れたという現場エピソードから、ベテランと呼ばれるキャリアに至った今も「初心」を忘れない仕事への矜持まで話を聞いた。(取材・撮影=村上順一)
どっしりと構えて演じる
――台本を読んだ感想を教えてください。
主人公のトキが写真の中にダイブして物語が進んでいくのですが、ダイブした先の役者さんが「トキ」としてお芝居をするという構造が基本になります。そこが非常に新しくて面白いと感じました。実際に皆さんがトキのキャラクターをそれぞれ考えながら演じてくださっていると思うので、完成した映像を見るのが今から楽しみです。
――本郷さんが演じるヒカルについて教えてください。
僕が演じているヒカルは、トキとは対照的です。どちらかというと落ち着いて物事を考えるタイプで、「冷静であること」こそが一番大事だという考えを持っています。お互いに持っていないものを補い合い、良いバランスで支え合っている関係性だと思っています。
――どのような意識でヒカルを演じていますか。
僕はトキとは対照的に、どっしりと構えて演じるよう心がけています。今回のようなアニメ原作の作品では、声優さんの喋り方やキャラクターの間(ま)の取り方を参考にしつつ、なるべく再現できればと考えています。ヒカルは(アニメ版で)櫻井孝宏さんが演じられているキャラクターで、非常に低いトーンで格好良く話されます。そのエッセンスを大切にしながら演じました。
――ご自身とキャラクターで共鳴する部分は?
ヒカルは感情で動くのではなく、頭で考えてから動くことを大切にしているキャラクターです。自分も間違いなくそのタイプなので、一番の根幹部分は共通していると感じます。
――今回、佐藤大樹さんとは初共演ですが、現場での印象はいかがですか。
あらゆる物事に対して丁寧な方ですが、特に素敵だなと思ったのは、大勢いる現場スタッフさんの名前を全員しっかり覚えていることです。僕が抱いていた「スター」という象徴的なイメージとの良い意味でのギャップがあり、本当に素敵だなと感じました。人に愛されるというのはこういうことなのだと思いました。
――本郷さんから見て、佐藤さんとトキの共通点はありますか。
素の大樹くんが、トキにかなり似ていると思いました。物事に対して真っすぐに、正義感を大切に突き進んでいくところや、誰に対しても分け隔てなく接するからこそ愛されるところなど、まさにトキっぽいなと思いながらいつも見ています。
――本郷さんがもしトキとヒカルに会えたら、何を依頼したいですか。
僕は以前犬を飼っていたのですが、天寿を全うして旅立ちました。その子にもっと「ありがとう」を伝えたいです。
積極的に声をかけている佐藤大樹の姿に感銘
――撮影中の印象的なエピソードはありますか。
表立った設定ではありませんが、おそらくトキはダイブに相当なエネルギーを使うのだと思います。過去から戻ってくると必ずお腹を空かせてガツガツ食べているのですが、それを見ていると大樹くんは大変そうだなと感じます。大樹くんは体作り、ツアーがあれば絞らなければならない時期もあるはずです。それなのに、とんでもない量のマヨネーズをかけたスパゲティなどをバクバク食べるシーンが2日に1回くらいあったので、本当に頭が下がります。
――トキはマヨネーズ好きという設定なのですか?
そうみたいです。何にでもマヨネーズをかけてしまう。これは監督のアイデアだそうなのですが、常にマヨネーズを食べているイメージがありますね。
――ヒカルが遠隔でトキに指示を出すシーンの撮影は、どのように行われましたか。
ヒカルはトキの脳内に直接語りかけて指示を出します。当初、僕はこのシーンはアフレコで録るのだろうと思っていたのですが、監督から「(現場の音声も)使いたくなるかもしれないから、とりあえず全部録らせてほしい」と言われ、しっかり台詞を覚えて臨んでいます。
――撮影現場での関係性も、役柄の二人に似ているのでしょうか。
劇中では、トキが突拍子もないことを言い、ヒカルが「お前、ちゃんとしろよ」と嗜める構図が多いです。実は大樹くんには天然な面があって、たまにとんでもない言葉の間違いをするんですよ。先日も「30年くらい生きてきて、ずっとマシュマロのことを『マショマロ』だと思っていた」と言っていて、信じられませんでした(笑)。そこはしっかりとツッコミを入れさせていただきました。
――本郷さんは大学時代に写真を専攻されていたそうですね。
写真学科を卒業しており、4年間しっかり写真について学んでいました。フィルムカメラの使い方などは「ドヤ顔」で教えたいところなのですが、残念ながらもうすっかり忘れてしまいました(笑)。
――現場にはいつでもオフショットが撮れるようカメラが置いてあるみたいですね。
大樹くんの方が僕の5倍くらい撮っている感覚があります。1話だけのゲストの方は数日しかご一緒できないことも多いのですが、大樹くんが「写真、1枚いいですか?」と積極的に声をかけているのがすごいなと。僕は「今、話しかけたらご迷惑かな」とビビってなかなか声をかけられないので、彼のその姿はとても素敵でした。
マニアックな注目ポイントはヒカルの靴下!?
――作品の中で、マニアックな注目ポイントはありますか?
衣装が何パターンかあるのですが、実は靴下の色が白だったり黒だったりします。ただ、心の中で「靴下まで変える必要があるのかな?」とひっそり思っている部分はあります。これは愚痴ではないですよ(笑)。でも、それは衣裳さんのこだわりなんです。「この服のときは白」「このときは黒」と決めてくださっているので、その思いを大切にしています。衣装とのマッチングに注目してもらえると、かなり通な楽しみ方ができるかもしれません。
――それはかなりマニアックですね(笑)
撮影が冬の寒い時期だったので、僕は足の裏に貼るカイロが欠かせませんでした。本当は靴下に直接貼りたいのですが、頻繁に履き替えがあるため、そのたびに貼り直すのは申し訳ないなと思って諦めました。「カイロを貼りたい」という本能を抑えてまで履き替えている靴下……ここはかなりのこだわりポイントだと思って観てください(笑)。
――本作では登場人物が“今を生きる”ためにトキとヒカルに依頼をかける、といった背景もあると思いました。本郷さんが「今を生きるために大切にしていること」を教えてください。
仕事を始めて30年ほどになりますが、人生において一番大切なものは、やはりこの「仕事」だと思っています。生活のためにお金は必要ですし、何よりやりがいがあって好きだからこそ、ここまで続けてこられました。初心を忘れず、なるべく息長く活動していきたいです。
――そんな本郷さんが「初心」を思い出すのは、どのような瞬間ですか。
第一線で長く活躍されている方は、例外なく人間ができている方が多いです。感謝の気持ちを忘れないといった「当たり前のこと」がいかに大事かを、周囲の方々を見て常々実感します。自分も気を引き締めて取り組まなければ、と思わされます。
――最後にドラマ『時光代理人』の最大の魅力はどこでしょうか。
写真の中にダイブして過去に行けるというのは大きな設定ですが、このドラマで描かれるのは、決して浮世離れしたことばかりではありません。「依頼人の心のモヤモヤを解消してあげたい」「いなくなったペットを探してほしい」といった、生活に密着した身近な依頼が中心です。あまり構えずに観ていただけると思います。また、本作はコメディ要素も大切にしています。一見、大きな事件が起きそうに見えて、実は日常的な「わちゃわちゃ」とした楽しさがある。そのギャップを大切にしているので、気楽に楽しんでいただければ嬉しいです。
(おわり)
ドラマ情報
土ドラ『時光代理人』
【放送日時】 2026年4月11日(土)~6月13日(土)毎週土曜23時40分~24時35分 /全10回(予定)
【出演】 佐藤大樹 本郷奏多 林芽亜里 中越典子 / 風間俊介
ゲスト 安達祐実 橋本淳 大西利空 松本利夫 濱田マリ
【原作】 「時光代理人」(bilibili) 脚本・監督 リ・ハオリン
【シリーズ構成】 冨岡淳広 ※アニメ「ポケットモンスター」シリーズ、「イナズマイレブン」シリーズ、「爆上戦隊ブンブンジャー」 「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」 ほか
【脚本】 冨岡淳広
土城温美 ※映画「カラダ探し1・2」 「五十嵐夫妻は偽装他人」(TX)
【音楽】 斎木達彦 ※「119 エマージェンシーコール」(CX) 「バントマン」 「VIVANT」(TBS)、
「TOKYO MER〜走る緊急救命室」シリーズ ほか
【演出】 湯浅弘章 ※映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(TX) 「私たちが恋する理由」(EX) ほか
【企画】 稲吉 豊 (東海テレビ) 下川 猛 (フジテレビ) 張 聖晏(bilibili)
【プロデューサー】 遠山圭介 (東海テレビ)
保原賢一郎 (フジテレビ) 田上向日葵 (フジテレビ)
亢 越(bilibili)
古賀俊輔 (THEFOOL) 長坂淳子 (THEFOOL)
【制作協力】 THEFOOL
【制作】 東海テレビ FOD bilibili
- 1
- 2











本郷奏多「MANGALOGUE:火の鳥」にロック役で出演「とても光栄」
山本千尋、宿敵・赤影(佐藤大樹)への複雑な情念を熱演(ネタバレあり)
本郷奏多、ドラマ「時光代理人」で主演 トキをナビゲートするヒカル役
本郷奏多、一般女性と結婚「感謝の気持ちを忘れず」
本郷奏多「東京ゲームショウ」開会式でテープカット、ブース周遊でゲームに熱中
本郷奏多、ダーク戦国アクションRPG「仁王3」出演決定 竹千代の最大の宿敵・徳川国松役
水上(本郷奏多)、事件解決のため大の苦手な子供と奮闘:ドラマ「スティンガース」第4話
西野七瀬&櫻坂46山﨑天が同じステージに、本郷奏多&西垣匠&吉田美月喜&香椎由宇と登壇
本郷奏多、ドラマ「スティンガース」に出演 ゲームマニアの頭脳派刑事役