Mrs. GREEN APPLE

 見上愛、上坂樹里、吉澤智子氏(脚本)、松園武大氏(制作統括)が9日、都内で行われた2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」第1週完成試写会見に登場した。制作統括の松園氏が、Mrs. GREEN APPLEによる主題歌「風と町」の起用理由や楽曲への思いを語った。

 【写真】2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」でW主演を務める見上愛&上坂樹里

 2026年3月30日放送開始の連続テレビ小説『風、薫る』は、明治の激動期を舞台にした考え方もやり方もまるで違う二人のナースを主人公にしたバディドラマだ。見上愛と上坂樹里が演じる、一ノ瀬りん、大家直美という生きづらさを抱えた二人の主人公が、未知の看護界に飛び込み、傷ついた人々を守るため奔走する。田中ひかる氏の著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、型破りな二人が幸せを求めて生きる姿が描かれる。

 松園氏は、企画段階から大切にしていたテーマとして、「誰かの手を強く引っ張るのではなく、人と人が自然にそっと手を携え、静かに隣に佇むような優しさ」を挙げた。このテーマに合致するアーティストとして思い浮かんだのが、Mrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)だったという。

 松園氏は主題歌発表時のコメントでミセスの魅力を、「みずみずしい生命力に満ちたボーカルと演奏」、そして「傷ついた人、孤独を感じる人たちの隣にたたずみ、ふと手を重ねるような歌詞」にあると分析。

 楽曲制作にあたっては、ドラマの脚本を共有した上で、「自然(風や水、光)」や「手」、「りんと直美がこの時代の中で生き抜いていく上で、力強く地面を踏み締める感じではなく、そっと2人でその地を歩いていくこと、ドラマの中での人の命の扱い方」といった作品の根底にあるモチーフを伝え、対話を重ねた。ミセスもその想いや脚本に共感してくれたと明かした。

 完成した主題歌「風と町」について、松園氏は「何度聴いても心地よく、肌に馴染んでいくような優しさがある」と絶賛。また、ドラマの内容についても言及し、「命を扱う物語ゆえに、時には心が苦しくなったり、閉塞感を感じたりする回も出てくる」とした上で、この楽曲が「『風、薫る』というドラマ全体を、下から支えてくれるような存在になっている」と全幅の信頼を寄せた。

 連続テレビ小説『風、薫る』は、3月30日より放送開始。

 

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