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柴咲コウと川口春奈が、配信中のABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』に出演。本作は芸能事務所「Rafale」の代表取締役社長・井岡咲(柴咲コウ)と、数多のスキャンダルを暴いてきた「週刊文潮」の記者・平田奏(川口春奈)が、所属俳優のスキャンダルを巡って熾烈な争いを繰り広げるサスペンスドラマだ。インタビューでは「敵対関係」にある役柄を演じる上でのエピソードや、長年芸能界に身を置く二人が肌で感じる情報化社会の実像について、赤裸々に語った。(取材・撮影=村上順一)
攻めの脚本。出演を決めた理由
――この刺激的なテーマを扱った脚本を最初に読まれた時の率直な感想を教えてください。
柴咲コウ 私自身、芸能活動を20年以上続けてきて、自分の身を置く世界の描写なので、この世界に縁のない方にも伝えられる良い機会だと思い出演を決めました。また、名前も含めて井岡咲という役を任されているのかなと感じました。第1話を読むだけでも緊張感や疾走感があり、追い詰められる感じが衝撃的に描ける予感がありました。
川口春奈 スリルのある脚本で、新しいジャンルだと感じました。なかなか知ることのできない芸能界のリアルさや怖さも描かれており、「攻めているな」と思いましたし、きっと皆さんもこういうのを見たいんだろうなと感じました。また、演じたことがない役柄だったので、自分の新しい一面を出せるのかなという楽しみがありました。
――第1話では、報道される側と報じる側として初めて対峙するシーンがありますが、お互いのお芝居を間近で見て印象に残ったこと、あるいは感じたことはありますか?
柴咲コウ お芝居上ですけど、腹が立ちましたよ(笑)。奏は、咲からすると謎が多い人物で、絵に描いたような記者なんです。ずっと何かを企んでいて、こちらが何か発言すれば揚げ足を取られるような、強い緊張感がありました。
川口春奈 スキャンダルを格好のネタと捉え、前半は柴咲さん演じる咲をどれだけ追い詰めて、自分の手柄にするか、どうすれば相手がムカつくテンションや顔をできるかというのを意識して、楽しんでいました。
――第1話の中で「ここは見てほしい」という印象的なシーンを挙げるとすれば、どこでしょうか?
柴咲コウ 物語の導入部分、一体何が始まるんだろうという、咲の背中から始まっていくシーンです。良いドキドキ感が生まれる始まり方で、このシーンはワンカメで一連で撮っているのですが、好きな部分です。
川口春奈 平田の登場シーンであるパチンコ屋の場面です。私は初めてパチンコをやりましたが、あの気怠さ、緩さというのはとてもしっくりきましたし、私の中でもとても印象に残っています。また、咲にスキャンダルを提示する時の、事務所対記者の張り詰めたバチバチの感じも、緊迫感があって面白かったです。
川口春奈の葛藤「良心との戦い」
――対極の立場にいるお二人ですが、信念を曲げない女性という共通点を感じました。ご自身の役柄に共感した部分、あるいは共感しづらいと感じた部分はありますか?
柴咲コウ 共感する部分がないと役を演じきれないと思っていますが、咲と似ているのは、守りたいもの、自分が培ってきた大好きな空間や人たちを守るためだったら、力を振り絞れるという点です。昔の自分と比べると今の方が幸福度が高い、気楽になってきているのは、守るものができつつあるからかなと思います。20代の頃は自分を鼓舞して前に出ていかなければいけなかったので、ある意味孤独だったかなと思います。
川口春奈 共感しづらい部分もあります。ただ、彼女の報道への執着や、嘘や曲がったことが嫌いだという気持ち、そして真実を伝えたいという強い正義感は、とても熱心なキャラクターだと感じます。
――対峙するシーンで、相手のオーラや目力、声色から迫力を感じた瞬間はありましたか?
柴咲コウ 川口さんの演じる記者が、リアルでも怖いと感じる記者のように淡々としているのが怖かったです。抑揚がなく、問いかけに対してすぐに答えを出さず、どこまで情報を握っているか分からない。感情的になってわめき立てるよりも、淡々と追い詰められていく方が逆に怖いと感じました。
川口春奈 対記者や敵に対しての顔と、対タレントや事務所のチームでいる時の顔が異なっていたのが、すごくリアルでした。愛情深い人なのに、一歩外に出ると鎧を着ているような、そのギャップが非常にリアルだと感じました。咲と対峙した時、本当に嫌悪感をむき出しにしている感じや、目力が印象的でとても迫力がありました。
――もしご自身がドラマのような状況になった時に、同じような選択を取れると思いますか。
柴咲コウ 演じている最中、咲に対して「冷静になれ」「まんまと相手の策略にはまっているぞ」と思う瞬間はありました。とはいえ、実際自分が当事者になったら冷静さを欠くと思います。私自身も過去に、つい否定して揚げ足を取られたりといった経験があり、当事者にならないと分からない緊張感もあるだろうなと感じました。私の立場的にはだいぶ咲と近いところがあるので、リアルな部分もあったと思います。
川口春奈 自分が奏のような記者だったらやると思います。それが仕事ですし、やっぱりキャリアアップしたいと思うんじゃないかなって。それが正義だと思っているのならば、そこまで熱量はあって当然かなとは思います。一方で「これをやっちゃったら誰かの人生が…」という良心との戦いもあると思っていて、ちょっと罪悪感と言いますか、嫌なことを実はしているという部分とのせめぎ合いになるのかなと思います。
情報化社会へ問う、ドラマの「本質」
――柴咲さんが歌う、本作の主題歌「Awakening(feat. LITTLE)」は、ドラマに強く寄り添った楽曲になっていますよね。
柴咲コウ 思いっきりこのドラマのために書いた曲で、LITTLEさんが、「そうだ、そうだ」って言いたくなるような感じに歌詞を書いてくださいました。
川口春奈 すごくかっこよかったです。本当にドラマの世界観と相まって自然と煽られるような気持ちにもなるし、本編を見て、「Awakening(feat. LITTLE)」のメッセージもセットで皆さんに届いてほしいなと思います。
――このドラマの根底にある「本質」とは、どのような点だと感じていますか?
柴咲コウ このドラマから、情報を受け取る側の姿勢や客観性について深く考えさせられました。私自身、タレントとして事実無根の報道をされた経験もあるので、情報が本当なのかを精査する目を持つことが重要だと思いました。私が見られる側の立場で長くやっていますけど、「これって本当かな?」と疑う目は持っていた方がいいということを本作から学びました。
――川口さんは本作にある「本質」をどのように捉えましたか。
川口春奈 情報が飛び交い、何が嘘で何が正解か分からない時代の中で、惑わされず、傷つかずに、自分がヘルシーに生きていけるようになったらいいという願いが根底にあるなと思いました。私は、その時々で自分が何を信じ、何を選ぶのか、その感覚を大事にしたいと思いました。
――お二人はフェイクニュースとかにも騙されない感じがします。
柴咲コウ 一瞬は騙されますよ。最近も電車の中で繰り広げられている出来事を映像で見て、こんなことあるんだと思ったらAIで作った映像でびっくりしました。
川口春奈 信じてしまいそうだから、ああいう日常は作ってほしくないです。
柴咲コウ 今回このドラマの結末にも繋がってくるかなと思うのですが、真実とは人の数ほどあるもので、受け止め方の違いですれ違いが生まれる。それをどう切り取るかによって、第三者への伝わり方が変わります。ドラマからそこを学べたらと思います。
川口春奈 実は騙されているかもしれないし、それすらもわからないじゃないですか。何か買うにしても選ぶにしても食べるにしても、その時に自分が欲しいものはこっちだと思う感覚も大事だと思います。今の時代本当にいいものに溢れているし、悪い情報は埋もれている時代だと思うので、その感覚みたいなのを大事にしたいです。
――メンタルの強さもすごく重要になってきますよね。
柴咲コウ お金で騙されたのか、恋愛で裏切られたのか、その内容にもよると思うのですが、友達に嘘をつかれたり、欺かれたりしても、最終的に意味のないことは起こらないんだろうなって。そこから自分が学べってことだなと思うようにしています。
(おわり)
■柴咲コウ
スタイリスト:柴田 圭
ヘアメイク:川添カユミ
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■川口春奈
スタイリスト:百々千晴
ヘアメイク:笹本恭平
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パンツ/スタイリスト私物
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