『鉄血のオルフェンズ』河西健吾と細谷佳正、新作短編「幕間の楔」は10周年の感謝 長井監督と語る
河西健吾(三日月・オーガス役)、細谷佳正(オルガ・イツカ役)、長井龍雪監督が22日、都内で行われた、特別編集版『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-』同時上映『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』10 周年記念新作短編「幕間の楔」トーク付上映会第3弾に登壇した。MCは天津飯太郎が務めた。
短編新作「幕間の楔」はどのようなコンセプトで制作されたか?という質問に、長井監督は「スタッフ皆集まってどんなのやりたい?という話をして、岡田さんが『スーツの話をやりたい』のと、俺が刀の話をやりたいというのを最初に出して、それを混ぜて1本にまとめていただいて、本編の時に出来なかった話をやりたいなということから始まりました」
初めてみた感想を、河西は「三日月でいうと刀の話。1期の終わりでやっとこれの使い方が分かったっていう風になって。刀ってめちゃめちゃ強いじゃないですか。ただ三日月も言ってますけど集団とかになると本当の刀ってやっぱり斬っていくと血のりがついて使えなくなってくるので、そうなってくるとオルガの目指す場所を突き進んでいくには心もとないよねっていうところもあって、刀が途中で折れたりとかして、そこから 2 期のソードメイスっていうものに変わっていったんだなっていうのが描かれていて、ちゃんとああいう形になったのかというのが補完されていて、個人的には腑に落ちたなっていう点はありましたね」
細谷は「僕はスーツの話ではあったと思うんですけど、個人的にライドにシュマグを渡すシーンが結構ぐっときて『あ、こんなに喜んでたんだ』とか。頭をポンポンってするっていうのが全話知ってるから余計にグッとくるものがあって。アフレコした時も、作品を岡田さんと長井監督が作ってらっしゃるじゃないですか。『オルフェンズ』ってガチの雰囲気をもった作品で。作品の世界観を守り続けてきて、10周年になってようやく、人が大人になって抜け感が出るみたいに、作品にもちょっと抜け感が出てるような気がして。1期の時、2期の時、オルガのお尻が破れたら大ひんしゅくですよ。10年経って許されるあの柔らかさ。あんなかっこ悪い感じになるんだっていうのが、応援をずっとし続けてくださったお客さんに対して、ちょっとこう楽しい和気あいあいとした仲間内のあの雰囲気を見せて『ありがとう』を言いたかったのかなって思いました」
監督は「書いている時からこっちも楽しかったですし、久しぶりにコイツらのことを書けて、それ時点で楽しくて色々盛って盛って。最初は5分ぐらいの話で、ということだったんですけど、それも5分じゃ収まらないなと。盛れるだけ盛ってみようと」と明かした。
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