椎名桔平「アウトレイジ」以来のヤクザ役、舘ひろしとは40年前に「あぶ刑事」で…
映画「港のひかり」東京プレミアイベント
舘ひろし、眞栄田郷敦、尾上眞秀、椎名桔平、MEGUMI、藤井道人監督が29日、都内で行われた映画『港のひかり』(11月14日公開)東京プレミアイベントに登壇した。
舘ひろしにとって7年ぶりとなる単独主演作。椎名桔平は、河村組の組⻑・⽯崎を演じた。⽯崎は、任侠の過去を捨てて⽣きる主⼈公・三浦(舘ひろし)に強い恨みを持つ河村組の組⻑・⽯崎というキャラクター。
椎名にとってやくざ役は、邦画では北野武監督作『アウトレイジ』以来約15年ぶり。「ちょっと楽しく頑張りました」と笑顔。役作りについて、「今までいろんな役を演じてきましたが、特に(⽯崎は)クズみたいな役なので…(笑)ただ、少しは⼈間味がないと舘さん演じる三浦と対峙する資格がないんじゃないかと思い、⾊々と模索しました」と回顧。
劇中では三浦と⽯崎が対峙する緊迫感あふれるシーンも登場するが、「“これダメになるかな”と思いながらも、監督とお話した上で、憎しみや嫉妬だけじゃないんだという感情を携えて対峙すると決めて演じました」と秘話を披露していた。
さらに椎名は「僕は40年くらい前に、犯⼈役で『あぶない刑事』に出させていただいて」と舘との意外な縁を明かし、「その時は何も絡むようなシーンはなかったのですが、舘さんは当時から雲の上の⼤先輩で。そんな⽅と40年を経てご⼀緒させていただいて、いろんなことを思い返しながら演じました。嬉しかったです」と喜びを爆発させていた。
本作は、「誰かのために生きる」…12年にわたる運命と絆を、完全オリジナル脚本で描いたヒューマンストーリー。昨年「正体」で映画賞を総なめにした藤井道人氏が監督を務め、『鉄道員(ぽっぽや)』(撮影)や『劔岳 点の記』(監督)など数々の名作をてがけてきた木村大作氏が撮影を手掛ける。
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