舘ひろし

 舘ひろし、眞栄田郷敦、尾上眞秀、椎名桔平、MEGUMI、藤井道人監督が29日、都内で行われた映画『港のひかり』(11月14日公開)東京プレミアイベントに登壇した。

 本作は、「誰かのために生きる」…12年にわたる運命と絆を、完全オリジナル脚本で描いたヒューマンストーリー。昨年「正体」で映画賞を総なめにした藤井道人氏が監督を務め、『鉄道員(ぽっぽや)』(撮影)や『劔岳 点の記』(監督)など数々の名作をてがけてきた木村大作氏が撮影を手掛ける。

 主人公の“おじさん”を演じるのは7年ぶりの単独主演作となる舘ひろし。「この映画は俳優人生50年のなかの集大成とも言える映画になったのではないかと自負しております」と冒頭の挨拶で述べた。

 本作で描かれるのは、任侠の過去を捨てて⽣きる主⼈公・三浦と、両親を事故で失った盲⽬の少年・幸太のかけがえのない友情の物語。

 “年の差を超えた深い友情”が⼀つのテーマにもなっているが、舘と、幼少期時代の幸太を演じた尾上との年齢差は62歳。「⻑い撮影期間を経て、“キャスト陣の間で実際に友情を芽⽣えたような瞬間は?」という質問に舘は「60歳差なんですよ?」と笑いつつ、尾上を「本当に素晴らしい演技をしてくれまして。私も同じような役を演じた時に、あれだけできるかなという思いでした。ご⼀緒して勉強になりました」と称えた。

 ⼀⽅、幸太の⻘年期時代を演じた眞栄⽥も舘とは50歳差での共演となったが、眞栄⽥も「僕は舘さんにいろんなものをいただいてばかりで。僕も何かを与えられるような存在になれたら、お友達になりたいです」と謙遜しながら答えると、舘は「⼀緒にご飯を⾷べたり、遊びに⾏ったりできたらいいねと話していましたね」と返していた。

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