横山由依と岡田結実、北山宏光に想い寄せる幼馴染役 心を引く奇策に大笑い「餌付けです」
『醉いどれ天使』製作発表
北山宏光、渡辺大、横山由依、岡田結実、阪口珠美、佐藤仁美、大鶴義丹、演出家・深作健太氏が16日、都内で行われた『醉いどれ天使』製作発表に出席した。
横山由依と岡田結実は、闇市を支配する若いやくざ・松永(北山)に想いを寄せる幼馴染・ぎん役をWキャストで務める。
横山は「松永の気持ちをどう動かせるかというのが、映画にない部分ではあるんですけど、それを作っていくのが深作さんの演出で楽しい部分です」と語ると、記者から「いま、北山さんの心をどれだけ動かせていますか?」という質問が。
「え?わかんないです…」と戸惑う横山。北山も「まだ稽古始めて2周間ぐらいなので…」とすると、横山は「『動かせます!』と言えるぐらいしっかりと向き合っていきたいと思います」と笑んだ。
本作が初舞台となる岡田は「ぎんは物事に深く向き合う力を持っていて、松永を、自分を変えていける人になっていく姿を表現していけたら」と語ると、岡田にも「北山さんの心をどうやって動かしていきますか?」という質問。
岡田は「稽古場でラーメンのお菓子みたいなものをよく食べていて、あれを与えておけばいいかなって。与えておけばってあれですけど…」とすると、隣の渡辺がすかさず「犬じゃないんだよ!」とツッコミ。北山は「餌付けです」とポツリ笑った。会場も笑いに包まれる中、岡田は「本当にずっと食べていらっしゃるので、それをいっぱい渡せるよう頑張ります!」と笑顔で語った。
本作は、名匠・黒澤明氏と、その多くの作品で主演を務めた三船敏郎氏が初めてタッグを組んだ映画『醉いどれ天使』の舞台化。映画公開の約半年後に舞台作品として上演されたという記録があるが、当時の舞台台本は長い間眠っていた。近年偶然にも発見され、2021年に舞台化。本作では、25年舞台版として上演される。脚本は前回に続き蓬莱竜太氏が務め、演出は深作健太氏が手がける。
11月7日から23 日まで東京・明治座で、11月28日から30 日まで名古屋・御園座、12月5日から14日まで大阪・新歌舞伎座で上演される。
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