北山宏光

 北山宏光、渡辺大、横山由依、岡田結実、阪口珠美、佐藤仁美、大鶴義丹、演出家・深作健太氏が16日、都内で行われた『醉いどれ天使』製作発表に出席した。

 名匠・黒澤明氏と、その多くの作品で主演を務めた三船敏郎氏が初めてタッグを組んだ映画『醉いどれ天使』。映画公開の約半年後に舞台作品として上演されたという記録があるが、当時の舞台台本は長い間眠っていた。近年偶然にも発見され、2021年に舞台化。そしてこのほど、25年舞台版として上演が決定した。

 脚本は前回に続き蓬莱竜太氏が務め、演出は深作健太氏が手がける。

 三船氏が演じた、闇市を支配する若いやくざ・松永に挑む北山は約6年ぶりの主演舞台となる。「(三船さんは)とても意識しています。だけど、今の時代で僕が演じることの意味を持たせないといけない。もちろんお手本ですが、僕がやることでオリジナルにしていく、それが僕の課題だと思います」

 稽古が始まって2周間。深作氏は北山の姿を見て「すごく繊細に、前この役をやったことがあるの?と聞いちゃうぐらい初めてと思えないぐらいしっかりと役をもう作られている」と絶賛した。

 本舞台は、11月7日から23 日まで東京・明治座で、11月28日から30 日まで名古屋・御園座、12月5日から14日まで大阪・新歌舞伎座で上演される。

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