手越祐也らによるバンドT.N.T、初のシングルCDリリース決定 新曲が全国高校サッカー選手権の応援歌に選出
T.N.T
手越祐也(Vo.)、Furutatsu(Ba.)、kyohey(Dr.)の3人で結成されたロックバンドT.N.T初のシングルCD『未来へ/I Don't Care』が12月10日にリリースされることが決定した。各種音楽配信サービスでも、同日より配信がスタートする。なお、シングルCDは本日からECサイト・店頭で予約受付を開始。
本作に収録される新曲『未来へ』はヴォーカル手越祐也が作詞を担当。自らの経験も回顧しながら、「"二度とない今日という日"を大切に戦うこと、そして"刻まれた時の全てが今も僕を支えている"」という言葉で、仲間との絆を表現している。カップリングには、すでにライブでも披露されている人気曲で、観客との合唱が印象的な「I Don’t Care」が収録される。
さらに、新曲『未来へ』が “第104回全国高校サッカー選手権大会”の応援歌に選出されることも決定。冬の風物詩として親しまれている"全国高校サッカー選手権大会"では、1月上旬に行われる決勝戦を目指して、全国の高校生たちが熱戦を繰り広げる。
【T.N.Tコメント】
――応援歌を担当すると聞いたときの感想は?
手越祐也 めちゃくちゃ嬉しかったですし、夢のようでした。小さい頃からサッカーをやってきたので、僕の負けず嫌いや身体のタフさという基盤は全てサッカーから来ています。高校サッカーには今まで関わったことがなかったのですが、僕も年齢を重ね、将来を担う若い世代の夢を応援したいと思っていました。自分自身、いつかこうした形で関わりたいと願っていた夢の仕事だったので、今回このお話をいただいたときは嬉しくて、すぐにメンバーの2人にもテレビ電話で連絡しました。
kyohey T.N.T は結成からまだ1年経っていないバンドですが、そんな始まって間もない我々に応援歌を任せていただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。出場される選手たちにとっては「自分たちの年は T.N.T が応援歌を歌ってくれたんだ!」と一生の思い出になると思うので、しっかり背中を押したいし、応援したいという気持ちを全てぶつけなければならないという責任感も感じています。
Furutatsu 僕は高校生のときに進路を思い悩んでいた時期があるのですが、そのときにいろんな先輩方から応援やアドバイスをいただけていたので、頑張っている高校生を応援できる機会をいただけて嬉しかったです。それと同時に、今度は僕が彼らの背中を押したいという気持ちになりました。
――応援歌「未来へ」を通して高校生たちにどんなメッセージを伝えたいですか?
手越祐也 サッカーから得てほしいこと、高校生の「今」を大切にしてほしいことなど、伝えたいメッセージがありすぎて、何を書こうかとても悩みました。ただ、将来、社会に出ると人と争わなければならない場面もあります。チームワークを大事にしつつも、個も大切にしてほしいと、僕は綺麗事ではなく思っています。
僕自身も5年前に独立したときには様々な反対意見もありましたが、今こうして5年が経ち、高校サッカーの応援歌を任せていただけるということは、自分の夢を信じて追い続けてきた結果だと思っています。自分自身にも重なる歌詞にもなっています。「今」は「今」しかないし、将来の自分を決めるのは周りではなく自分なので、みんながサッカーから得たものや、サッカーのために努力したことは絶対に裏切らないと僕は思います。
将来サッカー選手になる人も、これから社会に出る人も、大学に進学する人も含めて、やはり自分が自分の一番の味方でいてほしいですし、周りのいろいろな人たちの支え、家族や友達、チームメイト、クラスメイトといった人々の支えがあって、将来の自分ができていくというのもまた事実だと思います。だからこそ、全ての人への愛や、今まで培ってきた努力といったものを大切に、「将来、夢に向かって突き進んでいこう」と思ってもらえるように、背中を押せるような楽曲になればと思いながら詞を書かせていただきました。
Kyohey レコーディングの時に少し特別な思いがありました。高校サッカーの応援歌ということはもちろんですが、手越くんが本当に素敵な歌詞を書いてきてくれて、最初に歌を聴かせてもらった時、ちょっとウルっときました。手越くんが書いた歌詞で歌を聴くのはおそらくそのときが初めてだったと思うのですが、こんなにストレートに感情が乗り、伝えたいことをきれいに伝えられる曲があるだろうかと思いました。今回の「未来へ」という曲は、僕たちにとっても、その大会に出る選手たちにとっても一生残るものだと思います。選手の覚悟を僕たちは全て受け止め、曲を仕上げなければならないという気持ちで演奏させてもらいました。やはり生きていると楽しいことだけではなく、つらいことやしんどいこともあると思います。しかし、それも全て踏まえて「今」があり、「今」があるから未来があるということを、ストレートに伝えられる曲になっていると思うので、いろいろな人の背中を押して愛される曲になればと思っています。
Furutatsu とてもシンプルですが、高校生たちに伝えたいことは、悔いのないように努力してほしいということ、ただ一つだけです。全力で努力すれば、結果がどうであれ「俺ら頑張ったよな!」というマインドになると思うんです。でも少しでも気がかりなことや、心残りがある場合、「もしかしてうまくいかなかったのは、あれのせいなんじゃないか…」とずっと心に残り続けると思います。ですから、サッカーはもちろん、それ以外のことも含めて、悔いが残らないような高校生活を送ってもらいたいと思っています。
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