左から明石家さんま、山田洋次監督、木村拓哉©2025映画「TOKYO タクシー」製作委員会

 お笑いタレント・明石家さんまが、山田洋次監督の91本目となる最新作『TOKYO タクシー』(11月21日公開)に“声”で出演することが発表された。木村拓哉演じるタクシー運転手・浩二の仕事仲間・佐田を演じる。

 【動画】『TOKYOタクシー』 明石家さんまメイキング&クランクアップコメント映像

 長きにわたり日本映画界で活躍し続け山田監督作品には欠かせない名女優・倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩なキャストが集結した。

 ある日タクシー運転手が乗せたのは、人生の終活に向かうマダム。東京から葉山へと向かいながら、彼女の思い出の地をめぐるうち、彼女の壮絶な人生が明らかになっていく。他人同士だった 2 人の人生が交差し、やがて想像もしなかった“奇跡”が訪れる―。フランスで初登場新作1位を獲得、2023 年に日本でも公開しヒットしたフランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市<東京>を舞台に、人生の喜びを謳いあげる、感動のヒューマンドラマ。

 お笑いタレント・明石家さんまが念願の山田組に初参加となる声の出演が決定した。明石家が演じるのは、木村演じるタクシー運転手・浩二の仕事仲間・佐田。ある女性からの依頼を、自分の代わりに引き受けてほしいと浩二に頼み込む。そのある女性こそ倍賞演じるマダム・すみれであり、浩二とすみれが出会うきっかけを作る重要な役どころ。

 電話の声のみで陽気でコミカルな人物像を想像させる、まさに明石家にしか演じら
れない役となっている。出演オファーがきた時の気持ちについて明石家は、「木村さん出演で、そして山田洋次監督の作品という事で何も考えず二つ返事でOKと言いました」と、憧れだった山田監督作品への参加に即決だったと明かした。また、長年の友人でもある木村との共演について、「何度も共演はしているんですが、今回は監督が山田
洋次さんなのでちょっと緊張しました」とコメント。

 さらに、山田監督の演出は厳しかったと語り、「徹底的にこだわる方と聞いていたんですが、まさか(監督に)私が徹底的にやられるとは思いませんでした(笑)」とユーモアを交えて振り返り、演技での苦労を滲ませた。今回声だけの出演にも関わらず、アフレコではなく撮影現場で実際に木村と
一緒に掛け合いをしながら収録。収録の合間には、木村と和気あいあいと談笑するなど、芝居でも息の合った様子を見せていた。

 あわせて、その様子を捉えたメイキング映像と写真も解禁。メイキング映像では、憧れだった山田監督から演出を受け、緊張しながらも真剣な表情で演技に挑む明石家の様子や、別室で木村と掛け合いの芝居をする様子が収められている。山田監督からの「もう少し関西弁を抑えて欲しい」というまさかの要望に、「なぜ俺を起用してくれたんや?(笑)」と笑いながらツッコみを入れていたようだが、すぐさま山田監督の意図を汲み取り、演技に反映。終始笑いに包まれた現場であった様子が映し出されている。

明石家さんまクランクアップコメント全文

明石家さんま©2025映画「TOKYO タクシー」製作委員会

――出演のお話しがきた時のお気持ちを聞かせてください

 木村くん出演で、そして山田洋次監督の作品という事で何も考えず二つ返事でOKと言いました。

――声のご出演になりましたが木村さんとのご共演はいかがでしたか?

 何度も共演はしているんですが、今回は監督が山田洋次さんなのでちょっと緊張しました。僕、声の出演なんです。顔は映ってないんですけどね(笑)

――監督の演出はいかがでしたか?

 厳しかったです。徹底的にこだわる方と聞いていたんですが、まさか(監督に)私が徹底的にやられるとは思いませんでした(笑)。

――『TOKYO タクシー』を楽しみにされている方へメッセージをお願いします

 TOKYO タクシー面白いです!まだ(撮影は)2シーン目なんですけどね(笑)。(スタッフの皆さん)がんばってください!

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