夜長亜季(蒔田彩珠)©ytv ©逆津ツカサ・有柚まさき/双葉社

 岩田剛典が主演を務め、蒔田彩珠がバディ(ヒロイン)を演じる『DOCTOR PRICE』第10話(最終回)が9月14日に放送された。(ネタバレあり)

 ドラマ『DOCTOR PRICE』は、「医師を売り、巨悪を裁く」ダークヒーローによる痛快×医療サスペンス。「生涯年収が多い」という理由で、医師になった主人公・鳴木金成。その後、「もっと儲かる仕事を見つけた」と医師に見切りをつけた鳴木は、“医師に値段をつけ、病院に売る仲介業” 通称:医師専門転職エージェントを事務スタッフ・夜長亜季と立ち上げる。二人は医師という商品を、豊富な知識や情報、巧みな話術を使って思わぬ方法で交渉を優位に進め、病院相手に売りさばき、大金を稼いでいく。しかし、鳴木が医師を辞めたのには理由があった…3年前の父が起こした医療過誤。不審な点を見つけた鳴木はその真相を追い始める…。

 蒔田彩珠演じる夜長亜季は、計算能力・資料作成力に長けた優秀な『Dr.コネクション』の事務スタッフ。明るい性格だが、思ったことを口にせずにはいられない毒舌の持ち主。好奇心が強く、特別報酬につられて「潜入調査」なども進んで買って出る。鳴木と同じくお金が大好き。

■第10話(最終回)・注目ポイント

 「Dr.コネクション」の不正追及を目的に、厚労省の特別監査チームが組まれ、鳴木と夜長は絶体絶命に⁈だが、夜長は最終ミッションで誠浄クリーンに潜入し、網野の不正の証拠を手に入れる。そして仲間とともに最後の闘いに挑む鳴木と夜長。明らかになる真実ーその結末は…

<【第10話(最終回)】9月14日放送:あらすじ※ネタバレあり>

鳴木金成(岩田剛典)、夜長亜季(蒔田彩珠)©ytv ©逆津ツカサ・有柚まさき/双葉社

 追い込まれたDr.コネクション。鳴木(岩田剛典)は網野(ユースケ・サンタマリア)の不正を暴くため、夜長(蒔田彩珠)に最終ミッションを言い渡す。鳴木は、網野と『スティファ―』社の癒着の実態を掴むため、仲介役となったであろう清掃会社「誠浄クリーン」に夜長を送り込む。夜長は誠浄クリーンの採用面接をなんなくこなし、その場で採用をもらう。

 そして網野、スティファ―社、誠浄クリーンの関係を内部から探っていた。夜長は鳴木に誠浄クリーンの契約先企業のリストを見せていると、ある疑惑が浮上する―鳴木と網野はスティファ―社の株の争奪戦をしていたが、網野が50%を超えるスティファ―社の株を取得したというニュースが流れる。これを見た鳴木は「終わりだ」と話す。さらに、Dr.コネクションにまもりらの特別監査が入ることになる。そこである不正の証拠が見つかってしまう…絶体絶命のDr.コネクション。不正の証拠とは…

 一方で、極東大学病院で査問委員会が開催されているなか、天童(篠原涼子)は網野の3年前の医療過誤への関与について言及をしているが、網野は証拠がないと一点張り。そこに鳴木と夜長が入ってくる。鳴木は網野は誠浄クリーンを仲介役として、スティファ―社との癒着関係にあると話し始める。網野側についていたと思われていた石上は、鳴木に送り込まれて、網野に株を買収するよう仕向けていたのである。

 さらには夜長の潜入調査によって、誠浄クリーンから網野が代表を務める会社に不自然なお金の流れの証拠も入手。そしてその不正の証拠はDr.コネクションでの特別監査の際にまもり(成海璃子)らが見つけるよう仕向けていた。そして誠浄クリーンの浜崎(永岡佑)が、網野から癒着のスキームを指南されたと自供。さらには、倉持(坪倉由幸)も3年前の医療過誤は網野の指示で隠蔽したと自供。

 これらの証拠から網野の不正は明らかになり、警察に連行される網野。夜長は「鳴木さん…やっと終わりましたね」と鳴木に声をかける。真相を明らかにした鳴木は、夜長とともに再び転職エージェントとして医師を売りさばいていくー。

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